2008年も、よろしくお願いします。

2008-01-07 | 日録

 昨年のご厚誼に感謝し、本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

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 郷里では、母の要望に応え、倉敷(母の実家)をドライブを兼ねて訪問。皆を喜ばせることができた。杖をつきながらだけれど、母が歩けることに感謝。

 1月5日午後4時ごろ帰名し、翌朝のミサのため、オルガンの稽古。

 1月6日朝5時に起床し、オルガンの稽古。日常が戻ってきた(新年の日常が始まった)と実感。6時10分から身支度。着物(紫とピンクの中間の地色に白い花模様の紬)、半幅帯(羽織下)。6時半、教会へ出発。12月中は、この時刻だと未だ暗かったが、仄明るくなってきている。

 1月6日は、「主の公現」の主日。

 

 新年だからといって取り立てて抱負も計画も、ない。昨年からスポーツクラブ通いを始めたので、続けたい。

1、スポーツクラブ

2、ピアノ(ショパン)

 ショパンはロマンチックな曲が多い、というイメージがあるかも知れないが、彼の美意識はこの上なく高い。難曲ばかり。しかし、忍耐して弾いていると、ふとショパンの心(美)の片鱗に触れたような感覚を味わう瞬間がある。ゾクゾクッとする。魂を虜にするあの音たちだ。

 決して美しいだけではない。ショパンはポーランドに生まれた。そのことが、彼の音楽を生んだ。日本にいては(生まれたのでは)、ショパンは、理解できないのだろう。

 一昨年まで、バッハを弾いてきた。清孝を亡くしたとき、それまで愉しんでいたモーツアルトに共鳴できなくなって、バッハに救われた。人間嫌いに陥ったこともあり、独り家に籠ってバッハを弾いた。それが、やっと昨年あたりから、(ロマン派に)心が動いた。ショパンの虜になった。ダン・タイ・ソンを聴いた。ああ、こういう風に弾けばいい、と大きな感銘を受けた。この奏法なら老いても弾ける、実に示唆に富んだ福音であった。

 演奏会は、(ピアノより)やはり、オケを聴きたい。

3、ドラゴンズ

 福留孝介はいなくなったけれど、カブスのゲームの中継はされるだろう。応援する。

 和田が入ってきた。ポジション争いが熾烈を極める。若手を育てるべきだ。

4、環境問題

 地球温暖化。中日新聞も、元旦から「地球発熱」と題して1面で特集を連載している。自分に出来ることを少しでもやってゆきたい。緊急の課題だ。地球上に生きているのは、人類だけではない。人類のせいで、他の生物の生存が危機に瀕している。

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 【地球発熱】
<第1部・備える>6 ホッキョクグマ
2008年1月7日  お嫁さん募集中のホッキョクグマの豪太=秋田県男鹿市で
 
  「元気な子グマが生まれますように」

 今月5日、男鹿水族館GAO(秋田県男鹿市)の堀幸夫館長は、近くの神社に初詣でをし、こんな願い事をした。

 願掛けの相手は、札幌市円山動物園の雌のホッキョクグマ「ララ」(13歳)だ。昨年11月、妊娠の可能性が認められ始めたころから、堀さんは円山側に「雌だったら、ぜひ、うちに」と頼み続けてきた。

 GAOの人気者、雄のホッキョクグマ「豪太」は4歳になったばかり。繁殖可能になるのは先だが、今のうちにお嫁さんを、というわけだ。

 神頼みをしてまで、ほしい子グマ。堀さんら関係者が東奔西走するその姿は、ホッキョクグマを取り巻く厳しい生息環境を反映している。

 温暖化が急速に進む北極圏では、ホッキョクグマの生活の場である氷が減少し、レッドリストの絶滅危惧(きぐ)種に入っている。ワシントン条約で商取引には規制がかかり、国内の動物園・水族館が頼ってきた海外からの入手の道は事実上、閉ざされつつある。

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 実際、GAOは2004年7月のリニューアルの目玉にと、カナダ・マニトバ州とホッキョクグマ獲得の交渉を進めていたが、自然保護団体の反対で頓挫。開園当日、佐藤一誠・男鹿市長が責任を取りホッキョクグマの着ぐるみ姿で来園者を出迎える羽目になった。

 交渉がまとまり、ロシアから豪太が来たのは、それから1年後。直後からお嫁さん探しを続けているが、海外での確保はやはり困難で、頼みは国内で生まれた子グマだ。

 しかし、ホッキョクグマの繁殖は難しい。母グマが騒音などでストレスを受けると、育児放棄してしまうケースも多い。国内施設でホッキョクグマの飼育歴は長いが、出産から半年以上子グマが生存した繁殖成功例は19頭にすぎない。

 その点、円山のララ、雄の「デナリ」(14歳)カップルは豊富な実績を持つ。03年に「ツヨシ」(雄)、05年には「ピリカ」(雄)を出産している。国内で2000年以降の繁殖例は、この2頭だけだ。

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 ララには当然、ほかの施設も目を付けており、天王寺動物園(大阪市)の雄の「ゴーゴ」(3歳)も名乗りを上げている。子グマ争奪戦は、し烈なマッチレースだ。

 ララの出産は昨年末と期待されていた。しかし、ララは“人間様”のドタバタを横目に、産室にこもったまま。関係者は年始から、じっとララを見守る日々を送る。

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 国内の動物園が繁殖に力を入れるのは種の保存に向けた自助努力。近年、希少種を中心に取り組みは盛んだ。ましてホッキョクグマは、温暖化被害者の「象徴」だ。

 国内で初めてホッキョクグマの繁殖に成功した旭山動物園(北海道旭川市)。「将来にわたって国内で種を保存し、温暖化問題でメッセージを発していかないといけない」。副園長の坂東元さんの言葉は、動物園に押し寄せる「温暖化の波」を如実に言い当てている。(温暖化問題取材班) 


2 コメント

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初めまして (さち)
2008-01-12 22:32:12
 来栖様
 HPも含めますと、もう何年来、来栖さんの御文を拝見してきました。初めて、書かせていただきます。
 来栖さんのことは、随分前から知っていました。私は来栖さんと同世代で、カトリックの洗礼を受けています。名古屋教区です。「受けています」と、こういう言い方をしましたのは、現在は教会へ行っていないからです。健康上の理由があって(それと人間関係で)、行けなくなりました。行かないことが平気ではなく・・・そんな私には、来栖さんがブログで時々典礼について書いてくださることが、とても有り難く懐かしく、感謝しています。
 「オルガンというポジションがなかったら、教会へ行かなかったろう」と書いていらっしゃいました。はっきりとご自分を見つめておられると感じました。
 どうか、これからも、ブログ上で典礼暦や福音について言及してください。
 もっと書きたいのですが、今日は初めてなので、この辺で。
 そうそう、典礼聖歌のリンクもありがとうございます。聴いています。私も「エルサレムよ、おまえを・・」が大好きです。http://tenreiseika.romaaeterna.jp/antiphon/ten028.html
 では、また、お邪魔させて戴きます。
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感謝 (ゆうこ)
2008-01-13 22:55:46
 さち様。
 長い間、拙いHPをお読みくださいまして、恐縮しています。コメントも、ありがとうございます。
 「聖書と典礼」、今後、画像と共にエントリーしてゆきたくなりました。
 本日の典礼は、「主の洗礼」(祝日)でした。旧約は、イザヤ書.42章。

 “彼は叫ばず、呼ばわらず、声を巷に響かせない。傷ついた葦を折ることなく、暗くなってゆく灯心を消すことなく 裁きを導き出して、確かなものとする。”

 イザヤ書は、とりわけ原初的な福音の息吹とでもいったものを感じさせますね。
 今後とも、よろしくお願いします。
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