西部邁さん自殺 幇助罪初公判 2018.7.12 窪田被告が無罪主張 青山被告は起訴内容認める

2018-07-12 | Life 死と隣合わせ

産経ニュース 2018.7.12 11:35更新
西部邁さん自殺「ご自分のご意志」 幇助罪初公判、窪田被告が無罪主張 青山被告は起訴内容認める
 評論家の西部邁(すすむ)さん=当時(78)=の自殺を手助けしたとして、自殺幇助(ほうじょ)罪に問われた東京MXテレビ子会社社員、窪田哲学被告(45)=休職中=と会社員、青山忠司被告(54)の初公判が12日、東京地裁(守下実裁判官)で開かれた。窪田被告は「時間の経過は事実だが、入水はご自分のご意志で動いた」と無罪を主張、青山被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。
 公判は分離され、検察側は青山被告に「周到に準備された計画的犯行で、果たした役割は大きい」として懲役2年を求刑。弁護側は執行猶予付き判決を求めて結審した。判決は30日。窪田被告の次回公判は31日に開かれる。
 検察側は2人の冒頭陳述で、西部さんから入水する計画を知らされ、事前に現場を下見するなどしたと指摘。入水当日は東京都大田区の多摩川に連れて行く車中で、西部さんが両被告に11万円を渡したとした。
 出廷した西部さんの長男は「父の依頼を断ることができない師弟関係があったのだと思う」と証言。青山被告は被告人質問で「今思えば断るべきだったが、断れなかった」と謝罪した。
 起訴状によると、両被告は1月21日、西部さんを多摩川に車で連れて行き、安全ベルトなどを装着。入水させ、溺死による自殺を手助けしたとしている。
 窪田被告は東京MXテレビから子会社に出向し、西部さんが司会を務める同局の番組のディレクターを務めていた。青山被告は西部さんの私塾の塾頭だった。
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産経ニュース 2018.7.12 18:43更新
西部邁さん自殺幇助、「恩返ししたいと…」被告が思い語る
 評論家の西部邁(すすむ)さん=当時(78)=の自殺を手助けしたとして、自殺幇助(ほうじょ)罪に問われた青山忠司被告(54)は11日の初公判で、西部さんを「先生」と呼び、「恩返ししたいと思ったが、結果として恩をあだで返すことになってしまった」と謝罪を重ねた。
 情状証人として出廷した長男によると、西部さんが自殺を口にするようになったのは、4年前に妻と死別してから。「お父さんは自殺をすることに決めた」と電話で告げられた。著書などで「生の最期を他人に命令されたりいじり回されたくない」として「自裁死(じさいし)」を示唆していた西部さんは皮膚炎や神経痛に悩まされており、長男は「今にして思うと、父は自分の頭が衰えていくのが何よりも怖かったのでは」と話した。
 30代から私塾で師事していた青山被告は昨年10月、西部さんから「体がどうにも言うことをきかない。多摩川で自殺するつもりだ。手伝ってくれるか」と依頼されたという。現場の川を下見した際に水位が低く、自殺の延期・中止を期待したが、「先生の意志は固かった。ただただ、先生に安心して逝ってもらいたいだけだった」と話した。
 青山被告は長男らと示談が成立している。長男は証人尋問でこう推し量った。「父の依頼を断ってくれていればと今も思うが、断ることができない師弟関係という私には分からないものがあったんだと思う」

 ◎上記事は[産経新聞]からの転載・引用です
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西部邁さん自殺幇助 MX子会社社員ら2人起訴 東京地検 2018/4/26
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