総裁選へ出馬の自民・石原伸晃氏 失言・暴言癖~中国は「尖閣に攻めてこない。誰も住んでいないんだから」

2012-09-13 | 政治

自民・石原“失言・暴言癖”に重大懸念!ただ今ネットでも炎上中
zakzak2012.09.12
 自民党の石原伸晃幹事長(55)は11日、総裁選(14日告示、26日投開票)への出馬を正式に表明した。石原氏は華麗なる一族出身で全国的な知名度もあり、長老議員を中心に国会議員の支持も広がっている。一方で、度重なる失言・暴言から「自民党史上、最も口の軽い幹事長」といわれ、その資質を不安視する向きも多い。インターネット上では11日のテレビでの「尊厳死発言」も炎上している。最有力候補とされる石原氏の“光と影”とは-。
 「谷垣(禎一)総裁が進めた政策や路線を実現することが使命だ」
 石原氏は11日夕の出馬会見で、こう意気込みを語った。
 自民党式計算で、石原氏が本命となる理由について、党中堅議員は「野党転落後、地方票は団体の比率が高くなり、団体組織と関係が深い長老の影響力が増している。石原氏は森喜朗元首相や古賀誠元幹事長ら長老グループに寵愛されており、ある程度の票は取れる。第1回投票で2位以内に入り、国会議員票(200票)だけの決選投票に持ち込めば勝てる。決選投票では現段階で80票は固い」と解説した。
 石原氏は、父に東京都の石原慎太郎知事、叔父に昭和の大スター、石原裕次郎を持ち、弟はタレントの良純(次男)と宏高前衆院議員(三男)、画家の延啓氏(のぶひろ、四男)という名門の出身。選挙のたびに、俳優の渡哲也や舘ひろしなど「石原軍団」が応援に駆けつけることでも有名だ。
 こうした後押しもあり、政治家としても順調にステップを踏んできた。
 自民党が与党時代の金融国会では、塩崎恭久元官房長官や、みんなの党の渡辺喜美代表らと並び「政策新人類」と呼ばれた。安倍晋三元首相や塩崎氏らと、次世代ホープの「NAISの会」を形成し、行革担当相や国交相を務め、党でも政調会長や幹事長を歴任している。
 だが、光が強ければ影も濃い。石原氏には、失言・暴言癖が指摘されている。
 今月2日、鹿児島市での講演では、総裁を支える幹事長でありながら、「谷垣さんを支えるために政治をやってきたのではない」と発言。結果的に、谷垣氏は総裁選への出馬断念に追い込まれたため、「平成の明智光秀」という異名が定着し、逆風にさらされている。
 出馬表明当日(11日)の夜も、テレビ朝日系「報道ステーション」に生出演したが、微妙な発言を連発した。
 古舘伊知郎キャスターから「(党内長老グループから推されて)古い自民党のイメージがある」と言われると、「私は体育会の少林寺拳法部出身。先輩との付き合い方はたたき込まれた。傀儡(かいらい)になるのではない。話を聞くのが悪いと言うなら、それは間違いだ」と反論。
 沖縄・尖閣諸島をめぐっても、古舘氏に「(中国側が)攻め込んでくるのでは?」と問われ、「攻めてこない。誰も住んでいないんだから」と断言した。中国が南シナ海で、フィリピンやベトナムなどが領有権を主張する無人島や岩礁を次々と奪取していることを知らないのか。国家主権に関わる領土問題について認識の甘さを露呈した。
 さらに、社会保障費の削減について個人的意見を求められて、石原氏は「受給者が増えた生活保護費。これを是正できる。私たちの試算ではマイナス8000億円」などと語った。戦後の混乱期を上回る211万人、3兆7000億円まで膨らんだ生活保護の見直しは不可欠だが、注目すべきは次の部分だ。
 石原氏は「まだあります。ただ、非常に誤解を招きますので…」といったん口をつぐんだが、古舘氏に促されて、「私はね、尊厳死協会に入ろうと思っているんです。私はやっぱり生きる尊厳、そういうものをですね、一体どこに置くのか。こういうことも考えていく。そこに、いろいろな答えがあるんじゃないでしょうか」と語ったのだ。
 この発言を受け、インターネット上では「石原伸晃 ナマポ 尊厳死発言」「尊厳死を社会保障費削減の手段に」などと炎上している。
 石原氏は問題発言とともに、その目線に関する逸話も多い。
 自民党関係者は「国会内で歩いていた石原氏に女性記者が名刺を差し出したら、『無礼だろ!』と怒鳴ってたたき落としたことがある。上から目線が心配だ」と話した。
 政治ジャーナリストの角谷浩一氏は「石原氏に関わる『長老支配』『上から目線』は、2009年衆院選で有権者が拒絶した『古い自民党』そのものだ。主君の寝首をかくという光秀的な裏切りも、日本人が最も忌み嫌う部分でもある。失言不安に加えて、石原氏の弱点になるのは間違いない」と話している。
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中国は「尖閣に攻めてこない」 自民・石原氏が断言
産経ニュース2012.9.12 00:25
 自民党の石原伸晃幹事長は11日夜のテレビ朝日番組で、政府の沖縄県・尖閣諸島の国有化に関連し、領有権を主張する中国側が「攻め込んでくるのでは」と問われ、「攻めてこない。誰も住んでいないんだから」と断言した。国家主権に関わる領土問題について認識の甘さを露呈した格好だ。
 同時に「いい漁場だから周辺海域には来る」とも強調。日本と中国の排他的経済水域(EEZ)の中間にあたる日中中間線までは中国の漁業監視船などが航行するとの認識を示し、灯台などの施設の整備が必要と指摘した。
 尖閣諸島購入を目指していた東京都知事で父親の石原慎太郎氏が、地権者側と交渉していた際に「子供として手伝っていた」と述べ、昨年9月から複数回、交渉に同席していたことも明らかにした。そのうえで「契約しましょうという段階まできていたが、先週の金曜日(7日)、『政府に売っちゃいました』と言われた」と打ち明けた。
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石原伸晃「豪華別荘」と「過去の献金」
【政治・経済】
日刊ゲンダイ2012年9月13日 掲載
週末は葉山でクルージング
 この夏、遊び人風に焼けた肌をさらしていたのが、自民党総裁選で本命視される石原伸晃幹事長(55)だ。日焼けの原因はクルージング。伸晃は神奈川のビーチリゾート「葉山」に立派な別荘を構えている。
 「目の前に相模湾が広がる高級リゾートマンションです。部屋数は5戸のみ。大手ゼネコン『鹿島』の創業家をはじめ、セレブが所有しています。伸晃氏の部屋は元タレントの里紗夫人との共同名義で、専有面積は約145平方メートル。富士山を一望でき、海水浴場もすぐそば。近くのヨットハーバーには自前の豪華クルーザーを係留させ、伸晃氏が会員権を持つ『葉山国際カンツリー倶楽部』も車で10分足らずの距離です。相場は今も1億円を下らないと聞いています」(自民党関係者)
  週末となれば別荘に行き、ヨットに乗ってゴルフ三昧。まさに石原家のボンボンらしい遊びっぷりだが、別荘は都知事や叔父の「昭和の大スター」から譲ってもらったわけではない。登記簿には抵当権などはついておらず、恐らく伸晃はキャッシュでポーンと購入したのだろう。
  気になるのは別荘購入のタイミングだ。
  04年に発覚した日本歯科医師連盟による闇献金事件。贈賄容疑で逮捕された日歯連元会長の臼田貞夫氏は伸晃の選挙区(東京・杉並区)の開業医で、伸晃は選挙のたびに応援してもらう深い仲だった。
 「当時は伸晃氏にも日歯連からの計4000万円の迂回献金疑惑が浮上。小泉内閣の国交相として国会で追及を受け、大騒ぎとなりました。その後、臼田氏らの有罪が確定。07年に旧橋本派への1億円闇献金で村岡兼造元官房長官が2審で逆転有罪判決を受けた頃には、すっかり世間の関心は薄れていました」(司法ジャーナリスト)
  伸晃が別荘を購入したのは、事件のほとぼりが冷めた07年7月のこと。もちろん、迂回献金と購入資金を結びつける気はさらさらないが、伸晃は小沢一郎の土地購入疑惑で証人喚問を声高に叫んでいたひとりだ。なぜ、庶民には高根の花の豪華別荘をキャッシュで購入できるのか――。“次の総理”を目指すなら、小沢に要求したように洗いざらい説明して欲しい。
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KSD事件・日歯連事件の笠間治雄氏が検事総長に/ 「けもの道」の闇が更に深くなった 2010-12-28 | 政治/検察/裁判/小沢一郎/メディア


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