大阪中1遺棄事件;山田浩二容疑者…13年前の監禁事件7件が猥褻目的 慰謝料5万円で減刑求める非常識

2015-08-29 | 死刑/重刑/生命犯

 産経WEST 2015.8.29 05:30更新
【中1男女殺害遺棄】13年前の監禁事件7件がわいせつ目的…慰謝料5万円で減刑求める非常識 被害者の父親証言「今でも憎く許せない」
 大阪府寝屋川市の中学1年、平田奈津美(なつみ)さん(13)が殺害、遺棄され同級生の星野凌斗(りょうと)さん(12)も遺体で見つかった事件で、平田さんの死体遺棄容疑で逮捕された山田浩二容疑者(45)が13年前、寝屋川市内で男子中高生らを車に連れ込み監禁したり現金を奪ったりした事件8件のうち7件がわいせつ目的だったことが28日、関係者への取材で分かった。当時中学2年の男子生徒だった被害者の父親が産経新聞の取材に応じ、「息子は相当怖い思いをした。今でも憎く許せない」と現在の心情を吐露した。
 「こいつだ。なんでこんなやつを世間に出しているんだ」。男が連行される様子をとらえたテレビニュースを見て、13年前の忌まわしい記憶が一気によみがえった。姓こそ変わっていたが、その横顔はまぎれもなく当時中学生の息子を襲った卑劣な男だった。
 平成14年3月、山田容疑者は寝屋川市内の路上で中学2年の男子生徒に「京阪寝屋川市駅までの道を教えてほしい」と声を掛けた。
 男子生徒が駅までの道順を案内すると、山田容疑者はいきなり首にナイフを突きつけて「車に入れ!」と脅迫。車内に生徒を押し込んで手錠をかけると、手足を縛るだけでなく、目や口も粘着テープでふさいだ。
 何時間か経過したころ、山田容疑者は粘着テープで男子生徒を拘束したまま車から駐車場に突き飛ばし、そのまま放置したという。
 「事件後2年くらいは息子の様子がおかしかった」と被害者の父親は振り返る。夜中に突然、大声を上げて泣き出すこともあった。「相当怖い思いをしたのだろう。今で言うPTSD(心的外傷後ストレス障害)だった。今でも殺してやりたいくらい憎く、許すことは到底できない」
 当時の事件関係者によると、この男子生徒を含む中高生の少年7人がわいせつの被害に遭っていた。山田容疑者は7人の少年に対する強制わいせつ、逮捕監禁と強盗罪、成人男性1人への傷害罪に問われた。
 「むしゃくしゃしてやった」。山田容疑者は当時、動機についてこう語っていたが、関係者は「私は違うと思った」と振り返る。
 1審で懲役12年(求刑同15年)の判決を受け、2審で控訴が棄却され判決が確定したという。
 関係者は山田容疑者について、「自分の主張をはっきり言い、自己弁護もしっかりとしていた。生い立ちも話していたが、それがなぜ性犯罪につながるのか分からなかった」と語った。
 男子生徒の父親は、山田容疑者が13年前に逮捕された後に届いた手紙を見た瞬間、すぐに破り捨てた。差出人は山田容疑者の母親。住所はすぐ近所だった。謝罪の文言もないのに、減刑を求める内容だった。さらに、山田容疑者の弁護人からも慰謝料5万円で減刑を求めるよう依頼された。
 父親は怒りをあらわにする。「(山田容疑者は)当時、全く反省していなかった。なんでこんなやつを世間に出したのか。今回被害に遭った子があまりにかわいそうでならない」

 ◎上記事は[産経新聞]からの引用です
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 産経WEST 2015.8.23 00:22更新
【高槻少女殺害】容疑者、少年時代から万引自慢、学校でハサミ振り回す
 大阪府寝屋川市立中木田(なかきだ)中1年の平田奈津美(なつみ)さん(13)が殺害され、遺体で見つかった事件で、死体遺棄容疑で逮捕された山田浩二容疑者(45)は、中学を卒業後、高校には進学せず、アルバイトを転々としていた。少年時代から同級生と距離を置き、「1人でいることが多かった」という山田容疑者。小・中学校の同級生らからは、今回の逮捕に「やっぱり…」との声も聞かれた。
 同市に隣接する枚方市の団地。山田容疑者は少年時代、現在とは異なる姓で、ここに両親と妹の4人で暮らしていたという。
 「これ、とってきてん」
 小学校の同級生によると、山田容疑者は近所の駄菓子屋で万引した商品を同級生に見せびらかしたり、自宅から1万円単位で親の金をくすねてきたりしては、「みんなに食べ物おごってやる」と自慢げに語っていたという。
 小・中学校を通じて同級生だった会社役員の男性(44)は「彼は金で人をつる。危ないタイプという印象だった」と振り返る。
 《原爆はいやだ》
 山田容疑者の小学校の卒業文集のタイトルだ。平和をテーマにした内容で「広島の修学旅行で原爆ドームを見て来て、今から三十七年前の八月に生まれなくてよかったと思った」とつづっていた。
 《これからは、中学校へ行き、あと高校、大学、そして本当の大人になるわけだが、ぼくは戦争はとってもやりたくはない》
 《色々な勉強をがんばりたい》
 だが、中学校で同級生だった女性(45)は「どういう理由か知らないが、彼は長期間休んでいてクラスメートとも少し距離を置いていた」と話す。別の同級生の男性(44)は「1人でいることが多く、ひとりぼっちという印象。急にハサミを振り回すこともあった」という。
 中学卒業後は、定職に就くこともなく、「ぶらぶらしていた」(同級生)という。
 山田容疑者は32歳だった平成14年にも、寝屋川市内で中学2年の男子生徒(14)に声を掛け、車で連れ回し、寝屋川市内の駐車場で粘着テープで両手を縛って放置するという事件を起こし、強盗と逮捕監禁などの容疑で府警寝屋川署に逮捕されていた。
 その後、寝屋川市内のマンションで両親と同居していたとみられるが、現在は東京電力福島第1原発事故の放射性物質を取り除く除染作業員として、福島県内で従事していた。13日前後はお盆休みを利用し、大阪に戻ってきていたという。
 「あいつならあり得ると思った」。中学校の同級生の1人はそう語った。

 ◎上記事は[産経新聞]からの引用です
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大阪中1遺棄事件 繰り返された事件…13年前、少年に同様手口 / 殺害状況、動機…謎多く 山田浩二容疑者
高槻殺害・遺棄事件 山田浩二容疑者…思春期少年に異様な執着 過去にも監禁事件 服役中に獄中結婚
◇ 大阪・中1遺棄事件 山田浩二容疑者素顔 中学で少年院に キレると怖い奴
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