小沢総理誕生を願う/民主代表選共同記者会見=小沢氏の完勝でした

2010-09-04 | 政治/検察/裁判/小沢一郎/メディア
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小沢一郎の総理誕生を願うーM代議士へ贈る言葉
天木直人

 小沢一郎側近の代議士Mさんへ
 民主党代表選挙の立候補届け後に行なわれた共同記者会見の模様をはじめから終わりまで注視して見ました。
 小沢氏の完勝でした。
 小沢氏の答弁を聞いて私はあらためて小沢氏の覚悟を実感しました。
 6月17日にあなたに会って話をさせていただいた時は小沢氏が代表選に立候補する事になるかどうか私もあなたもわからなかった。
 小沢氏が立候補を決断した事は勿論彼自身の覚悟があったからでしょうが、その小沢氏を動かした大きな要因のひとつはあなたの情熱と強い働きかけがあったと確信しています。
 まず小沢氏立候補の決断を喜び、その覚悟に敬意を表したいと思います。
 そして今日(9月1日)の共同記者会見における小沢氏の言葉を聞いて、私は政治家小沢は、彼の政治家人生のすべてを最後にこの代表選に託したと思いました。
 そこで語られた小沢氏の言葉に嘘はない。一つ一つかみ締めて語るその言葉に感動を覚えました。
 私は小沢信奉者でもないし、今後小沢氏に取り入ろうという気持ちは寸毫もない自分本位の人間です。
 しかし、小沢氏には勝ってもらいたい、そして総理になって今の日本のシステムを変えてもらいたいと考える一人です。
 翻って、私は多少なりとも菅首相とは面識がある。
 しかし首相になって変わったのか、それが本性であったのか、それはわかりませんが、もはや菅氏にはこれ以上日本を任せてはいけないと強く感じました。
 共同記者会見の菅氏は、自らの政策を語ることなく小沢氏を貶めるが如き言葉を繰り返していた。そんな菅首相に心底失望しました。
 小沢氏には今後も共同記者会見で語った事を語り続け、9月14日の代表選に勝利してもらいたい。
 そして総理になって、思う通りの政策を実現してもらいたい。
 最後に一つだけ注文をつけさせてください。
 私は小沢氏が普天間基地問題について沖縄住民と米国の双方が受け入れられる解決策があり、それを実現していくと語った事の真意を今後見極めて行きたいと思っています。
 小沢氏による普天間基地問題の解決策を見て私の小沢一郎氏に対する最終的評価が定まります。
 願わくば小沢氏には憲法9条の大切さに気づいてもらいたい。
 Mさん、私は小沢氏に、私があなたに手交した「さらば日米同盟」(講談社)の内容に賛同してくれとは言いません。
 しかし、日本の安全保障は、日米同盟から自立し、専守防衛の自衛隊とアジア集団安全保障体制によってこそ最もよくそれが確保できる事、そしてその前提として憲法9条を掲げた平和外交を推し進める他はない事、この事に気づいてもらいたいと思っています。
 小沢氏に今すぐ「さらば日米同盟」を言ってほしいとは求めません。それどころかいたずらに米国を刺激するような言動をすべきではない。
 しかし、最後は日米同盟から決別し、憲法9条を掲げた平和外交が日本を救うのです。
 そしてそれは小沢氏自身を救う事にもなる。
 今後もあらゆる批判、誹謗が小沢一郎という政治家に向けられるでしょう。
 しかし小沢一郎氏が憲法9条を掲げて平和を訴える時、もはや誰も小沢氏を非難することは出来なくなるのです。
 米国もそのような小沢氏を非難できなくなる。
 Mさん、もはや私がこれ以上あなたに近寄る事はありません。
 最後まで気を緩めることなく代表選を勝ち抜いてください。
   M代議士へ
                             天木直人

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