荒川沖8人殺傷事件 論告期日11月13日に決まる
産経ニュース2009.9.18 10:45
茨城県土浦市のJR荒川沖駅周辺で昨年3月、通行人ら8人が殺傷された事件などで、殺人罪などに問われた金川(かながわ)真大(まさひろ)被告(25)の第7回公判が18日、水戸地裁(鈴嶋晋一裁判長)で開かれ、論告求刑公判を11月13日午前10時から行うことを決定した。
この日は、弁護側が金川被告の父親が事件の被害者ら4人に計1000万円の被害弁償をしたとする書面を提出。
検察側は刺殺された会社員、山上高広さん=当時(27)=の父親の「息子は死んでおり、お金を渡すことができないので、他の人にまわしてほしい」として、金川被告の父親から金銭を受け取らなかったとする書面を提出した。
また、弁護側が起訴前の精神鑑定の詳細な鑑定資料を裁判所が証拠として採用するよう求めていたことについて、鈴嶋裁判長は「十分に説明されている」として却下した。
起訴状によると、金川被告は平成20年3月19日午前、同市中村南の無職、三浦芳一さん=当時(72)=方に侵入し、玄関付近にいた三浦さんを文化包丁(刃渡り約18センチ)で刺殺。
指名手配中の3月23日午前には、同市荒川沖のJR荒川沖駅構内などで、文化包丁(同約18センチ)とサバイバルナイフ(同約21センチ)を振り回して山上さんを刺殺、警戒中の警察官ら7人に重軽傷を負わせたとしている。
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