「麝香猫図」と「槙楓椿図」を展示 名古屋城本丸御殿 2019/11/1~18

2019-11-02 | 本/演劇…など

  2019年11月2日 中日新聞
「麝香猫図」と「槙楓椿図」を展示 名古屋城本丸御殿

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   名古屋城本丸御殿で公開された重要文化財の障壁画「麝香猫図」=名古屋市中区で

  昨年六月に完成した名古屋城本丸御殿(名古屋市中区本丸)で一日、国重要文化財のふすま絵「麝香猫(じゃこうねこ)図」と「槙楓椿(まきかえでつばき)図」の特別展示が始まった。江戸時代初期に狩野派の絵師が描いた作品で、藩主に謁見(えっけん)するための建物「表書院」に飾られている。十八日まで。
 本丸御殿は一九四五年五月の空襲で天守とともに焼失したが、別の場所に移されていたふすま絵や天井板絵など千四十七点は戦災を逃れた。復元した御殿では通常は模写作品が飾られているが、期間限定で当時のふすま絵を鴨居と敷居の間に実際にはめこんで展示している。

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  重要文化財の「槙楓椿図」=名古屋市中区で

 表書院では、部屋ごとに違う画題や季節が描き分けられている。麝香猫図は夏の風景で、江戸時代には高貴な生きものだと考えられていたジャコウネコやツツジが描かれる。槙楓椿図は秋の風景で、紅葉した楓やツバキの花が描かれている。
 来館者は写真を撮ったり、説明書きを読んだりしながら四百年前のふすま絵を楽しんでいた。神戸市から訪れた島洋子さん(80)は「豪華で素晴らしい。見られてうれしかった」と話した。観覧料は大人五百円、中学生以下無料。 (中山梓)

   ◎上記事は[中日新聞]からの転載・引用です
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