やまゆり園45人殺傷の植松聖死刑囚、再審請求は「外部の人と接触したい」から
読売新聞 オンライン 2022/06/15 17:03
相模原市の知的障害者福祉施設「津久井やまゆり園」で2016年7月、入所者ら45人が殺傷された事件で、殺人罪などで死刑が確定した元施設職員の植松聖死刑囚(32)が15日、収容先の東京拘置所で面会した弁護士に対し、今年4月に再審請求をした理由について「外部の人と接触したい」と話したことが分かった。
弁護士によると、植松死刑囚は、死刑囚の面会は親族などに限定されているとして、「再審請求すれば、被告人と同様に外部と接触できるようになると思った」と話した。これに対し、弁護士が認識の誤りを指摘すると、「そうなんですか」と驚いていたという。
弁護士は支援を申し出たが、「弁護人は要らない」と選任しない意向を示した。髪は短く切られ、落ち着いた口調だったという。
植松死刑囚は20年3月、横浜地裁で死刑判決を受けた。弁護人の控訴を自ら取り下げて刑が確定したが、今年4月1日付で同地裁に再審を請求していた。
◎上記事は[読売新聞オンライン]からの転載・引用です
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植松死刑囚側が再審請求 相模原障害者施設殺傷事件
2022/4/29 13:17 産経新聞
相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者ら45人が殺傷された事件で、殺人などの罪に問われ、死刑判決が確定した元職員植松聖死刑囚(32)側が横浜地裁に再審を請求したことが29日、地裁への取材で分かった。請求は1日付。地裁は既に受理、再審開始の可否を判断する。
植松死刑囚は横浜地裁の裁判員裁判で罪を認め、弁護側は大麻による精神障害で心神喪失状態だったと無罪を主張。地裁は令和2年3月の判決で、刑事責任能力を認定し「19人もの人命が奪われ、結果は他の事件と比較できないほど甚だしく重大」として求刑通り死刑を言い渡した。
弁護人は判決を不服として控訴したが、植松死刑囚が控訴期限前に取り下げ、死刑が確定した。
◎上記事は[産経新聞]からの転載・引用です