自民・小野寺五典氏、台湾の総統選勝利の頼清徳氏「独立後押しの流れでない
2024/1/14 11:57 産経新聞
自民党の小野寺五典元防衛相は14日、フジテレビ番組に出演し、13日の台湾の総統選で中国との統一を拒否する与党・民主進歩党(民進党)の頼清徳副総統が当選したことについて、「まずは今の状況を受け継いで、安定的な政治をするのではないか。現状維持という形で独立を後押しするような流れではない」との見方を示した。
中国政府が今回の結果を受け「民進党は(台湾)島内の主流の民意を代表できない」と表明したことについては「負け惜しみという感じがする」と語った。
その上で、「中国は今まで過激な軍事的行動を取らなかったが、また民進党の政権になることが確定し、さまざまな軍事的な行動を取ることが考えられる」と指摘。「米国は中東とウクライナで相当な負担を負っており、さらにアジア周辺で起きることに関して、これ以上はつらい状況だ。中国の行動に対して日本も当事者意識を持たないといけない」と強調した。
◎上記事は[産経新聞]からの転載・引用です