独首相、米政府の携帯盗聴疑惑めぐりオバマ大統領に説明要請
NewsweekJapan 2013年10月24日(木)06時21分
[ベルリン 23日 ロイター]
ドイツ政府報道官は23日、米情報機関がメルケル首相の携帯電話を盗聴していた可能性を示す情報を入手し、同首相がオバマ米大統領に電話で説明を求めたことを明らかにした。
米ホワイトハウスのカーニー報道官によると、オバマ大統領は電話で、米国はメルケル首相の通話を監視していないと説明した。
ただ、独政府が発表した声明は、ドイツは米国の監視慣行をめぐり包括的な説明を即刻求めると言明しており、独政府がオバマ大統領の説明に納得していない状況を示している。
声明は「盗聴が事実であれば、米国の監視行動は決して容認できず、全面的に非難する意向であると、メルケル首相は明確にした」とした。
さらに、数十年にわたる米独の密接な関係を踏まえ、首脳の通話監視は「信頼を著しく裏切る行為であり、そのような監視行動はすぐさま止める必要がある」と強調した。
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