林家木久扇さんが「笑点」を卒業 55年間出演 2024/3/31

2024-04-08 | 本/演劇…など

林家木久扇さんが「笑点」を卒業 55年間出演、「また来週」で有終の美
2024/3/31 19:09

 落語家の林家木久扇さん(86)が31日、出演者最長となる55年にわたって出続けた日本テレビ系演芸番組「笑点」を卒業した。番組は全編を木久扇さんに掛けた大喜利で届け、惜別の感が高まった舞台で最後に「今のお気持ちは」と司会の春風亭昇太さんから聞かれた木久扇さんは、「はい、また来週!」。舞台上の全員がずっこけて、〝有終の美〟を飾った。
 木久扇さんは番組最初の自己紹介で、いつものように「木久扇ラーメン」を宣伝するマイペースぶり。大喜利の1問目、おバカキャラの与太郎こと木久扇さんに掛けた「おバカな人、もっとおバカな人」というお題には、「やってくるB29を竹槍訓練で落とそうとしていた大人、それをずっと続けていた日本」と硬派な答えで客席を驚かせた後、「答えができてないのに手を挙げる人、それを知らないで当てちゃう司会者」と、「笑点」自体をいじる自在さを発揮してみせた。
 2問目は「さまざまな番組に木久扇さんが出演したと報告してください」。これには「私、木久扇がすべてのサッカー番組に出演することになりました」「なぜかというと、私はキック王(きくおう)」と正統派のボケで、座布団を1枚獲得した。
 そして昇太さんが明かした「木久扇さん笑点最後の問題」は、「黄色いタオルを振りながら木久扇さんに感謝の言葉を述べてください。会場の皆さんはありがとうと言ってください」。すると入場時に渡されていた〝木久扇カラー〟の黄色いタオルを客席の全員が取り出し、タオルを振り回しながら感謝の言葉を送る粋なサプライズ。
 林家たい平さんら共演者が自分の座布団を感謝を込めて木久扇さんの前に積んでいき、ついに木久扇さんが見えなくなり、「俺が映らないじゃないか!」。そして最後の感動を台無しにする「また来週!」の爆笑で、半世紀を超えた出演を締めくくった。

 ◎上記事は[産経新聞]からの転載・引用です


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