〈来栖の独白2017.10.18.Wed〉
昨夜、愛猫くろのすけが、亡くなった。先々月頃から、口臭が気になったことが切っ掛けで、クリニック受診を繰り返していた。最初は口内炎との診断でステロイド性の薬を処方。服薬と経過観察を経て、再診すると、「腎臓が弱っている。ステロイド性は良くない」とのことで腎臓の働きを補助する薬に変わった。食事に混入、初期には構わず食べた(服薬)。薬がなくなると、再診。採血(いつも私には抵抗があった)、点滴、処方箋(薬)。
今月に入り、食が細った。大好きだったフィリックスを食べなくなり、チュール類も中々食べようとしない。4日程前からは、水のみ。タンスの上に飛び乗ったりは、した。
昨日も、元気な声で私を何度も呼び、私はそれに応え、撫で摩るなどした。
1日の内、殆どが眠っているような状態だったが、そのまま永遠の眠りについた。痛いとか苦しいという表情ではなかった。16歳という年齢を勘案すれば「大往生」、と夫君は云う。
いつも夜は一緒に寝ていたので、寂しさが募る。しかし、友人が、「くろのすけ君のことを思い出すのが、供養」と云う。くろのすけとの16年は、彼が元気だったこともあって、殆どくろのすけについて考えることがなかった。空気のような存在だった。いま、くろのすけ不在の寂寥が私を覆う。やりきれない。
くろのすけ、天国では、おばあちゃんと初対面だね。・・・今年は、何という年であることだろう。母が2月に亡くなり、くろのすけが10月に亡くなった。全く予期しないこと。この空虚、寂寞のなかで、30日は私の生誕日だ。「くろのすけ、あちらへゆくときは、一緒に連れて行ってね」と私は頼んだのだが・・・。
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* くろのすけ(16y)クリニック受診 2017.5.10 Wed
〈来栖の独白 2017.5.11 Thu 〉
2か月経っても、まだ頻りに母のことを思う。母が亡くなったのは冬のことで、その後桜の季節となり、今や初夏を思わせる新緑・若葉の目に染みる季節なのに。
昨日は、我が家のくろのすけ(猫 ♂ 16歳)をクリニックへ連れて行った。モノを食べなくなったので。
血液検査の結果、高齢者特有の口中の状態。口内炎。点滴・注射と、戴いた薬のお陰で、目に見えて改善された。1週間後に再診の予定。16年、いっしょに生きてくれた。まだまだ、いっしょだね。かわいい子。写真は、若かりし頃(2006-05-06 )のくろのすけ。
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◇ 塩鮭食べて、くろのすけ、元気になった。塩分は不可欠のようだ。2016.10.5 Wed
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◇ 猫の年齢
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◇ そして今、若葉の季節〈来栖の独白2017.5.1 Mon 〉
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