裁判員候補4人に1人選任されず 最高裁「想定の範囲」
5月に始まる裁判員制度で、裁判員候補者名簿に記載された約29万5000人のうち、70歳以上で辞退を希望したり、警察官など職業上の理由で裁判員になれなかったりして、ほぼ4人に1人が実際には選任されない見通しであることが13日、最高裁のまとめで分かった。
名簿記載者からの回答を集計した結果で、地裁別では「3人に1人」「5人に1人」となる地域もあるが、最高裁刑事局は「想定の範囲内の数字。制度を運用できる一定の水準にあり、問題はないと考えている」としている。
最高裁は昨年11月、名簿に記載されたことを本人に伝える通知書を一斉に発送。その際(1)辞退が認められる要件に当たるか(2)参加が困難な時期―などを尋ねた調査票を同封した。当てはまらない場合は回答の必要はなく、42%の12万5000人から返送があった。
その結果、辞退が認められる「70歳以上や学生」「重い病気やけが」などを理由とする辞退希望は延べ約7万人。うち70歳以上とした人が約4万5000人の65%で最も多く、重病・けがはほぼ半分の約2万3000人だった。2009/03/13 22:12【共同通信】
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4人に1人が参加除外=裁判員候補者、高齢や病気で-調査票回答を公表・最高裁(時事通信社 - 03月13日 21:01)
5月からの裁判員制度開始を前に、最高裁は13日、裁判員候補者のうち、辞退理由の調査票を返送した人の回答結果を公表した。それによると、高齢や病気などを理由に、年間を通じて参加辞退や除外の対象となるのは、候補者のほぼ4人に1人に当たる7万5千人に上る見通しとなった。
調査票は昨年12月、裁判員候補者に選ばれた約29万5千人に郵送された。辞退を希望しない人は返送の必要はない。
これまでに候補者の4割を超える約12万5千人が回答を返送した。うち、明らかに裁判員の除外対象に当たるとして、辞退を申し出たり、候補者名簿から削除されたりした人は延べ約7万5千人。 理由の内訳は、辞退が認められる「70歳以上」が4万5434人、「重い病気やけが」が2万2749人、「学生・生徒」が2030人。就任が禁止された法律専門職や自衛官などが1488人だった。既に死亡した人も300人以上いた。
5月に始まる裁判員制度で、裁判員候補者名簿に記載された約29万5000人のうち、70歳以上で辞退を希望したり、警察官など職業上の理由で裁判員になれなかったりして、ほぼ4人に1人が実際には選任されない見通しであることが13日、最高裁のまとめで分かった。
名簿記載者からの回答を集計した結果で、地裁別では「3人に1人」「5人に1人」となる地域もあるが、最高裁刑事局は「想定の範囲内の数字。制度を運用できる一定の水準にあり、問題はないと考えている」としている。
最高裁は昨年11月、名簿に記載されたことを本人に伝える通知書を一斉に発送。その際(1)辞退が認められる要件に当たるか(2)参加が困難な時期―などを尋ねた調査票を同封した。当てはまらない場合は回答の必要はなく、42%の12万5000人から返送があった。
その結果、辞退が認められる「70歳以上や学生」「重い病気やけが」などを理由とする辞退希望は延べ約7万人。うち70歳以上とした人が約4万5000人の65%で最も多く、重病・けがはほぼ半分の約2万3000人だった。2009/03/13 22:12【共同通信】
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4人に1人が参加除外=裁判員候補者、高齢や病気で-調査票回答を公表・最高裁(時事通信社 - 03月13日 21:01)
5月からの裁判員制度開始を前に、最高裁は13日、裁判員候補者のうち、辞退理由の調査票を返送した人の回答結果を公表した。それによると、高齢や病気などを理由に、年間を通じて参加辞退や除外の対象となるのは、候補者のほぼ4人に1人に当たる7万5千人に上る見通しとなった。
調査票は昨年12月、裁判員候補者に選ばれた約29万5千人に郵送された。辞退を希望しない人は返送の必要はない。
これまでに候補者の4割を超える約12万5千人が回答を返送した。うち、明らかに裁判員の除外対象に当たるとして、辞退を申し出たり、候補者名簿から削除されたりした人は延べ約7万5千人。 理由の内訳は、辞退が認められる「70歳以上」が4万5434人、「重い病気やけが」が2万2749人、「学生・生徒」が2030人。就任が禁止された法律専門職や自衛官などが1488人だった。既に死亡した人も300人以上いた。