イタリア、1日で793人死亡 過去最多、工場閉鎖へ
2020/3/22(日) 5:44配信 共同通信
【ローマ共同】イタリア政府は21日、新型コロナウイルスに感染した死者が前日から793人増え4825人になったと発表した。感染者は6557人増の5万3578人に達した。死者・感染者共に1日の確認数としてはこれまでで最多。連日のように過去最大の増加数を更新しており、拡大終息の兆しは見えていない。
コンテ首相は21日夜、対策強化のため、生活に必須でない工場や事務所を閉鎖し、労働者に原則在宅勤務を義務付けると発表した。薬局や食料品店は営業を続けるという。演説で「守らなければならないのは命だ」と強調した。
致死率は約9%で依然高い。
最終更新:3/22(日) 9:25 共同通信
◎上記事は[Yahoo!JAPAN ニュース]からの転載・引用です
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イタリア死者4000人超、世界で1万1000人超
2020年03月21日 06時19分 TBS
新型コロナウイルスの感染による死者の数は1万1000人を超えました。イタリアでは世界で初めて死者数が4000人を超えています。
イタリア政府は20日、新型コロナウイルスによる死者は前日から627人増えて4032人となったと発表しました。一日に確認された死者数としては過去最多です。また、イランも一日に死者が149人増加と、感染の被害は拡大しています。
JNNの調べで新型コロナウイルスによる死者数は世界で1万1000人を超えました。また、感染者数は25万人を超えています。
WHO=世界保健機関は20日、各国のデータから高齢者だけでなく50歳以下の若い世代が感染で重症化するケースも少なくないと指摘し、警告しました。(21日05:34) TBS
◎上記事は[@niftyニュース]からの転載・引用です
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〈来栖の独白 2020.3.22 Sun〉
コロナ新型インフルの世界的感染を見る私に、旧約聖書の記述が響いてならない。何千年経とうが、人類の「情欲」「食欲」を満たさんとする生き方は変わらない。
「悔やむ」と言われる主の言葉が、心に痛く響く。「主よ、われらの罪をお許しください。悪いのは人類のみ。地上の他のすべての生きものは悪くない。異常気象、環境汚染など、彼らを生きられないようにしたのは、人類です」。
イタリアでは死者が4000人を超えているとか。ローマのパパさんのメッセージはない。聖書は、どのような否定的な状況にあっても希望のメッセージを人類に届けてくれていると私は受け止めてきた。教皇さんもこのような状況においてこそ、福音を届けるべきでは。(* ローマ教皇、女性信者から手を強く引っ張られ、女性の手をたたく 2020/12/31 衣服におずおずと触れただけで、イエスには、その女の苦しみ・悲しみがすべて、「わかった」)
* このアザラシ、海鳥、ウミガメを直視できるか プラスチック危機の恐るべき脅威 「プラスチック・クライシス」2019.11.20
このアザラシ、海鳥、ウミガメを直視できるか プラスチック危機の恐るべき脅威
A FATAL SEA OF PLASTIC
2019年11月20日(水)17時10分
アリストス・ジャージョウ(本誌科学担当)
<便利なプラスチックをやめられない人類。陸から排出されたプラごみは海に流出し、海洋生物を傷つけ、最後に人類自身と経済を蝕む――。本誌「プラスチック・クライシス」特集より>
目を背けたくなる写真だ(下写真)。しかしこれが母なる地球の海を脅かすプラスチック危機(プラスチック・クライシス)の現実。人工の「異物」が多くの生命を奪っている証拠である。
世界のプラスチック生産量は今や年間4億トンを超える。そして国連の推計によれば、うち約800万トンがごみとして海に流出し、海とその生態系に深刻な影響を及ぼしている。魚や鳥は異物とは知らずに食べてしまうし、そうした魚や鳥を、また別の生き物が食べてしまう。
プラごみ汚染は「動物の正常な行動を、そして生態系の正常な機能を阻害する」と指摘するのは、米ロードアイランド大学海洋学部のエリザベス・メンデンホール准教授だ。こうした問題は「何十年も前から」知られていたし、直接的に死をもたらすだけでなく「苦痛、生存率の低下、繁殖能力の喪失」などの原因ともなり得るという。
胃にプラごみがたまり空腹感がなくなって餓死する海鳥は多い NOAA
とりわけ犠牲になりやすいのが海鳥やウミガメ、そして泳ぎながら大量のプランクトン類をのみ込むクジラなどだ。
のみ込んだプラごみで窒息しないまでも、「消化できないプラスチックが胃にたまると空腹を感じなくなり、餓死する可能性もある」と言うのは米アリゾナ州立大学のチャールズ・ロルスキーだ。「ウミガメやクジラには、浮遊するプラごみがクラゲなどの獲物に見えてしまうかもしれない。またプラスチックの臭いが魚類の食欲を誘発することも知られている」
米科学アカデミーの紀要に発表された報告によれば、1962年から2012年の間に論文で言及された海鳥135種のうち、約60%にはプラごみを摂取した形跡があり、うち29%では胃の中からプラスチックが見つかったという。それだけではない。2050年までには海鳥の種の99%がプラごみの脅威にさらされるとも警告している。
またオンライン学術誌サイエンティフィック・リポーツに掲載された別の論文は、現状でも世界のウミガメの半数がプラごみを食べていると推定している。
生態系に及ぼす影響も深刻だ。メンデンホールは、プラごみで傷つけられたサンゴは、その負担が原因で免疫力が弱まると指摘。「プラごみがサンゴの病気を媒介する可能性」もあり、海中の栄養分布を乱す恐れもある。「プラごみを含む排泄物は浮きやすく、栄養分が沈みにくくなる」と考えられるからだ。
【参考記事】プラスチックごみの不都合な真実、業界は「冤罪説」を唱えるが...
■有害物質を吸着しやすい
海洋プラごみをめぐる大きな懸念の1つは、プラスチック片が海中で有毒物質を吸着するリスクだ。海にはDDTなどの殺虫剤や、発癌性の疑われる多環芳香族炭化水素(PAHs)など多くの化学物質が浮遊している。
有毒物質を吸着したプラスチック片を摂取した海洋生物を、より体の大きな捕食者が食べることで、これらの物質が食物連鎖のピラミッドを上っていく。そして頂点にいる生物(人間を含む)の体内に、より高い濃度で蓄積される可能性がある。それだけではない。レンセラー工科大学(ニューヨーク)のリチャード・グロス教授によれば、食物連鎖を通じたプラスチックの体内蓄積は「魚介類の資源量にも深刻な影響を及ぼし......繁殖率や成長を阻害し、生息数の減少を招く」恐れがある。
プランクトンなどの小さな海洋生物が微小なプラスチック片(マイクロプラスチック)を食べていることも知られている。マイクロプラスチックは5ミリに満たない小片を指す。
マイクロプラスチックの摂取が海洋生物の行動や生理機能に及ぼす影響や、食物連鎖の頂点にいる人間の健康にリスクを及ぼす可能性については、まだ詳細かつ長期的な研究が必要とされる。しかし具体的な影響が分からないからといって、これらの物質が人間に害を及ぼさないということにはならない。
「プラごみを摂取した海洋生物の体内に危険な量の汚染物質があるとすれば、人間の健康にとっても脅威だろう」とロルスキーは言う。「現にカキなどの二枚貝から、プラスチック繊維が検出されている」
「一番リスクが大きいのは魚介類をはらわたごと食べることだが」とロルスキーは警告する。「魚介類の身にも、プラごみと一緒に体内に取り込まれた汚染物質が染み込んでいる可能性は十分にある。またカメのように分厚い脂肪層を持ち長生きする種にも、脂溶性の汚染物質が大量に含まれている可能性がある」
■海底や北極圏にまで到達
ロルスキーの同僚のロルフ・ホルデンも、マイクロプラスチックが健康リスクをもたらす可能性があると指摘する。「マイクロプラスチックについてはまだ十分に研究されていない側面がある。しかし人間の体内に生分解できない異物が入ると、それが炎症を引き起こすことは知られている」と彼は言う。
ホルデンによれば、こうした炎症は癌の前段階かもしれない。癌で死亡した人の体内からプラスチックの微粒子が見つかった例は複数あるという。「もちろん、プラスチックが癌を誘発すると言うつもりはない。しかし、海のプラスチック汚染は今や否定し難い事実であり、それが私たちの生理機能や寿命に及ぼす影響は調べる必要がある。この分野の研究はまだ始まったばかりだ」
マイクロプラスチックの発生源は主に2つ。まずは直径5ミリ未満のプラスチック製品。レジンペレットと呼ばれる未加工のプラスチック樹脂の粒子で、衣服のマイクロファイバーや化粧品のマイクロビーズなどに含まれる。もう1つの発生源は、紫外線の影響や摩滅などで劣化し、粉々になったプラスチックだ。
マイクロプラスチックは海に蔓延しているが、とにかく小さいから追跡しづらい。英学術誌エンバイロメンタル・リサーチ・レターズに掲載された2015年の論文によると、海に浮かぶマイクロプラスチック粒子の数は少なくとも15兆個、多ければ51兆個と考えられる。
プラごみやマイクロプラスチックの約80%は陸から川を経由して海に排出されたものだ。グロスは、「収集されなかったプラごみが下水管から川に流れ込み、海に流れ着いている」と説明する。「それ以外にも、水路やその周辺への不法投棄、埋め立て地から風で飛ばされるものがあり、建設や製造、農業などの産業部門や洗濯排水、さらに下水処理工場から排出されたものもいや応なく海に流れ込む」
残りの20%は船舶に関係したごみで、モーターボートやセーリングなどを楽しむ人が捨てたものもあれば、浜辺に捨てたごみもあり、漁業や養殖などに関連する釣り糸や漁網なども含まれる。
「海洋プラごみのかなりの部分が東南アジアで発生しているのは確かだが、欧米諸国などの先進国はごみやリサイクル資源の多くを東南アジアに輸出している。またプラスチック製品の多くは多国籍企業が製造している。犯人探しは容易でなく、それ自体、意味がないかもしれない」とメンデンホールは嘆く。
海面や海底、海浜堆積物に含まれるプラごみの割合について、正確なデータはない。だが確かなことは、プラごみが海流や天候のパターンによって遠く広く運ばれていき、海底や北極圏にも到達していることだ。主要な海洋環流にも含まれている。
そうした1つで、深刻な汚染状態にあるのがハワイとカリフォルニアの間の巨大な海域で、そこは「太平洋ごみベルト」と呼ばれている。その大きさはフランスの国土の2倍以上ともいわれている。ただし大半がマイクロプラスチックなので、正確な測定は困難を極める。
環境への懸念とは別に、海洋プラごみは経済にも重大な影響を及ぼしている。海岸清掃の費用、観光業の損失、漁業・養殖産業へのダメージを計算に入れると、プラごみ汚染が世界経済に与えている損失は年間で莫大な額になる。
■世界経済にもプラごみの脅威
「水産業界の世界市場は1000億ドル規模で、多くの国や自治体が水産物の輸出に依存している」とロルスキーは言う。「プラごみ汚染がそれほど大きな市場を脅かしているという事実は、人の健康だけでなく経済にも脅威だ」
世界中のプラスチック生産量は2050年までに4倍に増えると予想されており、当然のことながらプラごみの量も増えると考えられる。では、このプラごみ危機に私たちはどう対処したらいいのか。
「必要なのは政府による規制」だとメンデンホールは主張する。「現在の国際協定は不十分だ。168カ国・地域が批准した国連海洋法条約では、加盟国は『陸由来の海洋汚染を防止、軽減、規制するために必要な措置を講じる』ことになっているが、この規定は曖昧で、抜け穴だらけのため遵守されていない。一方で石油化学業界は、使い捨てのプラスチック容器を消費者が使わざるを得ない状況を生み出すことで大きな利益を上げている」
「選択するのは消費者だが、限界はある。たとえプラごみを増やさないようにしても、先進諸国の典型的なスーパーで買い物をすれば、いやでも大量の使い捨てプラスチック製品が付いてくる。食品包装などの在り方について、まずは先進諸国の政府がきちんと規制すること。それがプラごみ汚染を解決する上で重要だと思う。石油化学業界が有害なプラスチック製品の製造を他国に移すことを防ぐために、国際的な規制も必要だ」とメンデンホールは言う。
ロルスキーも包装材の対策が必要と考えており、プラスチック包装はプラごみ汚染が広がる主な要素の1つだという。「プラスチックのリサイクル率は低い。推定では、これまでに生産された全てのプラスチックの9%しかリサイクルされていない。多くの場合、ペットボトルから合成樹脂繊維に再生されるなど、元より価値が下がる物へとダウンサイクルされているのが現状だ」
「残りのプラスチックごみは焼却される(12%)か、埋め立て地に送られている(79%)。だが埋め立ては万能の解決策ではなく、さまざまな研究では、埋め立て地からマクロおよびマイクロプラスチックが周辺の環境に流出していることが分かっている。こうしたことから、生態系および人の健康のことを考えれば、どこかの時点で使い捨てプラスチック製品との決別が必要になる」とロルスキーは言う。
最後に同僚のホルデンが言い添えた。「現状で分かっていることを考えれば、私たちはプラスチック製品、とりわけプラスチック製の包装材に対する愛着を捨てなければならない。あんなものは、実は便利でも必要でもない。暮らしからも大量生産からも排除すべき失敗作だ。そうしないと、地球の生態系も私たちの健康も守れない」
<2019年11月26日号「プラスチック・クライシス」特集より>
◎上記事は[NewsweekJapan]からの転載・引用です
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* マイクロプラスチック 1平方メートルに6万個 伊勢湾の答志島 2019/11/10
* タイ 海洋プラごみ、国境超え対策を 赤ちゃんジュゴンの死、きっかけ 2019/9/9です
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* 人気者の赤ちゃんジュゴン「マリアム」死ぬ 腸内にプラスチックごみ タイ 2019.08.18
* 死亡した鹿の胃から出てきたのは…「ビニール袋など、むやみに人の食べ物をシカに与えないよう、お願いします」2019/07/28
* 日本固有の多くの淡水魚、絶滅危機に ダムや堤防の建設、農業や都市部からの汚染で 2019/7/19
* 「五〇年までに海中のプラスチックの量が魚の量を超える」 海のプラごみ 30年先では遅すぎる 2019/7/5
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◇ 【プラスチックごみ問題】海から消えゆく生き物の「嘆き」 G20で解決の道筋は 2019/6/27
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◇ リサイクル困難な「汚れた廃プラ」 輸出入規制へ国際ルール 2019/5/11 … 日米は対応に苦慮
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◇ 100万種 絶滅の危機 「生態系喪失 かつてない速度」国連警告 2019/5/6
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◇ またもプラゴミがクジラの命奪う 胃に40Kgのゴミ飲み込み餓死 2019/3/20
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◇ 海洋に投棄されたプラスチックのごみ…死んだ鯨の胃から大量に 生物の生態系に深刻な影響 2018/11/22
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◇ モンゴルの牧畜の死骸はプラスチックまみれ…腸もプラスチックで詰まって、死んでいった牛は何頭もいた NewsweekJapan 2019/2/9
創世記6章
5 主は人の悪が地にはびこり、すべてその心に思いはかることが、いつも悪い事ばかりであるのを見られた。
6 主は地の上に人を造ったのを悔いて、心を痛め、
7 「わたしが創造した人を地のおもてからぬぐい去ろう。人も獣も、這うものも、空の鳥までも。わたしは、これらを造ったことを悔いる」と言われた。
創世記7章
1 主はノアに言われた、「あなたと家族とはみな箱舟にはいりなさい。あなたがこの時代の人々の中で、わたしの前に正しい人であるとわたしは認めたからである。
2 あなたはすべての清い獣の中から雄と雌とを七つずつ取り、清くない獣の中から雄と雌とを二つずつ取り、
3 また空の鳥の中から雄と雌とを七つずつ取って、その種類が全地のおもてに生き残るようにしなさい。
4 七日の後、わたしは四十日四十夜、地に雨を降らせて、わたしの造ったすべての生き物を、地のおもてからぬぐい去ります」。
21 地の上に動くすべて肉なるものは、鳥も家畜も獣も、地に群がるすべての這うものも、すべての人もみな滅びた。
22 すなわち鼻に命の息のあるすべてのもの、陸にいたすべてのものは死んだ。
23 地のおもてにいたすべての生き物は、人も家畜も、這うものも、空の鳥もみな地からぬぐい去られて、ただノアと、彼と共に箱舟にいたものだけが残った。
24 水は百五十日のあいだ地上にみなぎった。