三菱自=3工場で残業再開  日立製作所=グループ5社を完全子会社化

2009-07-28 | 社会
三菱自、完成車3工場で残業再開 8月から、在庫調整が一巡
 三菱自動車は8月から国内の完成車3工場すべてで残業を再開する。6月から残業を再開している名古屋製作所(愛知県岡崎市)に続き、水島製作所(岡山県倉敷市)、生産子会社のパジェロ製造(岐阜県坂祝町)でも実施する。昨年後半からの大幅減産で在庫調整は一巡しており、販売が好調なエコカー減税の対象車を中心に生産台数を増やす。
 国内主力工場の水島製作所は乗用車ラインで1時間45分、商用車ラインで1時間30分の残業をそれぞれ実施する。同工場の残業再開は2008年10月以来。低迷していた「ギャランフォルティス(海外名ランサー)」など主力セダンが、ロシア向けを中心に復調傾向。下期以降の受注拡大に備える。 (日経2009/07/28/08:30)
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日立、グループ戦略転換 重複解消へ構造改革
 日立製作所が日立マクセルなどグループ5社を一斉に完全子会社化し、グループ戦略を大きく転換する。子会社から復帰し4月1日に就任した川村隆会長兼社長(69)は約120日間で、グループの重複事業の整理・集約という長年の課題にメスを入れる決断を下した。主要子会社の2009年4~6月期決算は不振が目立つ。子会社再編を収益力回復につなげる構造改革が急がれる。
 「09年度中にはグループ再編の方向性を見せたい」。川村社長は4月20日の記者会見でこう語った。社内では「調整型」と評され、強引にリーダーシップを発揮するタイプではないと見られてきただけに、株式市場では「どこまで本気なのか」と期待と懐疑が交錯した。だが、市場の予想を上回るスピードで5社の完全子会社化を決めた。(2009/07/28/07:00)

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