産経ニュース 2017.9.14 13:31更新
「ファティマの聖母」秋田入り、「涙流したマリア像」と対面 東西の“奇跡”に多くの巡礼者
秋田・聖体奉仕会の聖母像(渡辺浩撮影)とファティマの聖堂にある聖母像(右、ロイター)
「涙を流したマリア像」で知られる秋田市添川湯沢台のカトリック女子修道院「聖体奉仕会」に14日、第一次大戦中にポルトガル中部ファティマに聖母マリアが現れたと伝えられる「ファティマの奇跡」から100年を記念して作られた聖母像がやってきた。ファティマと秋田はともに北緯39度線近くにあり、「東西の奇跡」の対面に、日本だけではなく世界各国から訪れた約500人が祈りをささげた。
涙を流した聖母像は、台座を含めて高さ120センチの木彫りの像。昭和50年1月に、両目に涙が浮かんでいるのを修道女が気づき、56年9月まで101回、涙を流したとされ、多くの目撃者もいる。涙は秋田大と岐阜大の法医学教室により「ヒトの体液」と鑑定された。「アワ・レディー・オブ・アキタ」(秋田の聖母像)と呼ばれており、海外でも広く知られている。
一方、ファティマの聖母像は1917年5月13日、ファティマで3人の羊飼いの子供の前に聖母マリアが現れ、毎月13日に同じ場所に来るよう告げたという伝承から100年を記念して作られた。ファティマの聖堂にあるものと同じ大きさで、冠を除いた高さは105センチ。日本各地を巡回中で、15日まで聖体奉仕会に安置され、最終的には広島市のカトリック幟町(のぼりちょう)教会に納められる。
奇跡の聖母像の対面には、2日間で1千人以上が訪れる見込みだ。海外からはオーストラリア、韓国、フィリピン、台湾などからの信者が来日する。
聖体奉仕会の小川恵子会長は「100年の節目で、多くの方がいらした」と話す。メキシコから来た大学院生のオリビア・ナイジェリさん(36)は「日本人は奇跡を信じる人が多い。今回の対面を題材に論文を書きます」と話していた。(秋田支局長 藤沢志穂子)
◎上記事は[産経新聞]からの転載・引用です
............
〈来栖の独白〉
「奇蹟」ということで、私にしつこい疑問がある。旧約聖書に於いて怒濤のごとくに現れた数々の奇蹟。新約聖書においても、イエスは多くの奇蹟を示された。
が、現代、それが、殆どと云って、無い。あっても、上記事の如く、小振りだ。これは、どういうことなのか。奇蹟においてすら、このようであるから、人は、理屈っぽくなる。有無を言わせぬ奇蹟が起こらない現代だ。
この件については、多くの証言者がおり、動かし難い事実でしょう。
しかし、現代において、このような奇跡が極めて少ないのは、やはり人々の心がすなおでなくなったからだと思います。
★もちろん、おかしな新興宗教の『超能力現象??』などは、まったく論外であることは言うまでもありません。