【寝屋川中1男女殺害1年】殺人罪で起訴された山田浩二被告 続く黙秘、乏しい物証 核心部分解明できず2016/8/12

2016-08-12 | 死刑/重刑/生命犯

【寝屋川中1男女殺害1年】続く黙秘、乏しい物証 核心部分解明できず…府警幹部「やるべきこと全部やった」
2016年8月12日 21時2分 産経新聞
 大阪府寝屋川市の中学1年生の男女が殺害された事件は、13日で発生から丸1年となる。
 殺人罪で起訴された大阪出身の山田浩二被告(46)は黙秘を貫いている上、物証も乏しいため、府警は殺害の方法や場所など核心部分を特定できなかった。府警幹部は「真相解明にはほど遠いが、やるべきことは全部やった」としており、検察側は間接証拠を積み重ねて立証するとみられる。
 「女の子に声をかけ、車内に連れ込んだが、同乗者が後部座席で女の子を殴るなどし、遺体を遺棄した。男の子もいた」。事件発覚から8日後の昨年8月21日夜。平田奈津美さんの遺体を遺棄したとして逮捕された山田被告はこう話すと、「同乗者」の名前すら明かさないまま、すぐに口をつぐんだ。
 昨年12月下旬に星野凌斗さんへの殺人罪で起訴されるまでの約4カ月にわたり取り調べは続いたが、この間、口にしたのは「黙秘」の言葉だけ。供述調書は一通も作られておらず、凶器や目撃証言といった直接証拠もない。
 検察側は公判で、山田被告の軽ワゴン車から平田さんのDNA型とほぼ一致する微量の血液が検出されたことや、事件当日に山田被告が着ていた衣服から2人のDNA型と矛盾しない微物が見つかったことなどを軸とする間接証拠の積み重ねで、山田被告以外に関与した人物がいなかったことを立証するとみられる。
 大阪地裁で開かれる予定の裁判員裁判は、事前に争点を絞り込む公判前整理手続きも始まっておらず、初公判の見通しは立っていない。ある捜査関係者は「山田被告以外の関与がないことを証明するため、大量の間接証拠を集めた。整理するだけでもかなりの時間がかかるだろう」と話した。

 ◎上記事は[livedoor・NEWS]からの転載・引用です
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大阪中1男女殺害事件
 大阪中1男女殺害事件 大阪府寝屋川市の中学1年平田奈津美さん=当時(13)=と星野凌斗さん=同(12)=が、昨年8月12日夜に外出後行方不明になり、同府高槻市の駐車場で翌13日深夜、平田さんの遺体が見つかった。府警は8月21日夜、山田浩二被告(46)を平田さんの死体遺棄容疑で逮捕するとともに、同府柏原市の竹林で星野さんの遺体を発見した。山田被告は、平田さんと星野さんを殺害したとして再逮捕、起訴され、平田さんの死体遺棄容疑については不起訴となった。(2016/08/12-14:34)

 ◎上記事は[時事ドットコム]からの転載・引用です
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