「このままでは、病膏肓に入る。心配も、ほどほどに」と言い聞かせた 2020.5.10(母の日)

2020-05-10 | 日録

〈来栖の独白 2020.5.10 Sun〉
 「中日春秋」、示唆に富む内容。心配性の私自身を改めて振り返る機会となった。「このままでは、病膏肓に入る。心配も、ほどほどに」と自分に言い聞かせた。
>そんな怖いところ
 笑ってしまった。わが子を愛し案ずる素敵なお母さま。


2020年5月10日
 中日春秋
 ノーベル医学生理学賞を受賞した京都大iPS細胞研究所の山中伸弥教授は二〇〇四年、奈良先端科学技術大学院大学から京都大学に移っている。山中さんが四十二歳のときである ▼当時、七十歳すぎだったお母さんが心配して電話をかけてきたそうだ。「あんた、大丈夫か。そんな怖いところへ行っていじめられへんか?」。どこのお宅でもこういう会話があるだろう。母親とは子どもがいくつになろうと、「大丈夫か」「いじめられへんか?」と案じる人たちである ▼母の日である。ただでさえ「心配性」な母親たちの心はなお先行きの見えぬ新型コロナウイルスから家族たちを守りたいという心配も加わってさぞ重くなっているだろう ▼非常時、家や家族のことをなにかと気にかけてしまうのはどうしても母親の方で、慣れぬ生活に体力的にもお疲れにちがいない。父親があまり協力しないとなれば、一日三食をすべて用意するというお母さんもいるだろう。在宅勤務で、母親の大変な日常を目の当たりにして、頭が下がったという人も多いはずだ ▼母親の心配をありがたいと思う半面、あまり心配されすぎると子どもの方はくすぐったく、少々わずらわしくなることも事実だが、その心配に素直に感謝したい本日である ▼母親の心配性への良薬は「自分は元気だよ」と伝えること。残念ながら今年は電話でということになる。
 
 ◎上記事は[中日新聞]からの転載・引用です


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