【毒物カレー事件】真須美死刑囚、22日に再審請求
2009.7.19 20:14産経ニュース
平成10年に4人が死亡した和歌山の毒物カレー事件で、殺人などの罪に問われ死刑が確定した林真須美死刑囚(47)が、22日に和歌山地裁へ再審請求することが19日、分かった。この日、大阪市内で開かれた支援者らによる集会で、弁護人が明らかにした。
再審開始には「新規性」と「明白性」のある新証拠が必要とされるが、弁護側は再審請求にあたり、カレーにヒ素を混入したとされる時間帯の前後に行動をともにしていた次女(24)の新証言を証拠として提出。さらに「真須美死刑囚がカレー鍋のそばに1人でいるのを見た」とする近隣住民の証言について、カーテン越しに目撃することが可能かを検証した弁護団による実験結果も提出する。
また、夫(64)にヒ素を服用させたとする殺人未遂事件についても、夫の新証言を新証拠とする方針。夫や次女は1、2審でも真須美死刑囚は無実だとする証言をしているが、判決はいずれも信用性がないとして退けている。
真須美死刑囚は一貫して無罪を主張していたが、最高裁は上告を棄却。5月18日に1、2審の死刑判決が確定した。
確定判決によると、真須美死刑囚は10年7月25日、和歌山市園部で開かれた自治会主催の夏祭りで、参加者に提供されるカレーにヒ素を混入。4人を殺害、63人を急性ヒ素中毒に罹患させるなどした。
------------------
林真須美死刑囚、再審請求は22日 弁護団が表明
asahi.com2009年7月19日18時32分
和歌山市で98年7月25日にあったカレー毒物混入事件で今年5月に殺人罪などで死刑判決が確定した林真須美死刑囚(47)が、和歌山地裁への再審請求を22日にすることを、林死刑囚の弁護人が明らかにした。弁護人によると、当初は21日を予定していたが、衆院解散と重なることなどから変更した。林死刑囚の次女の証言などを新証拠として提出するという。
>判決文「理由」の冒頭に、“弁護人安田好弘ほかの”と、ある。「安田」と弁護士名を付すところ、含みを感じてしまう。
と、つぶやいていらっしゃいました。司法は、メディアに操られた世論を観るに敏ですね。光市事件も、松本死刑囚の再審請求棄却・治療は必要ないとの判断も、恐ろしさを感じます。
こんばんは。今日はなぜか(何もしないのに)疲労感強く、お布団に入ったのに、今度は眠れなくて、起き出して、PCへ。
コメント、ありがとうございます。
まったく同感です。こわいですね。世論を味方につけている、といいますか、世論のほうへなびいている、といいますか・・・。司法が、感情(KY)で向かってくるのですから、もはや、安田好弘の名前では刑事弁護はできないのかも、とまで思ってしまいます。
・・・やっぱり、寝ます。
おやすみなさい。