寺内樺風容疑者 [埼玉少女誘拐]監禁で逃げられぬ恐怖 過去の事件では“洗脳”“厳重監禁”2016/3/28

2016-03-28 | 社会

 産経ニュース 2016.3.28 21:25更新
【埼玉失踪少女保護】失踪から2年間 監禁で逃げられぬ恐怖 過去の同種の事件では“洗脳”“厳重監禁”

    

   逮捕された寺内樺風容疑者が大学在学中に住んでいたアパート。奥には千葉大キャンパスが見える=28日、千葉市稲毛区(撮影・戸加里真司)
 平成26年3月に行方不明になった埼玉県朝霞市の中学3年の女子生徒(15)が東京都中野区内で27日に保護された事件で、女子生徒はこれまで、寺内樺風(かぶ)容疑者(23)に「連れられて外出することがあった」と話しているが、逃げ出すことはできなかった。逃走できなかった詳細な理由は分かっていないが、過去の監禁事件では、暴力や恐怖で支配下に置かれたり、首輪などで身体的に拘束されていたケースがあった。
 新潟県柏崎市で平成12年1月、女性=当時(19)=が救助された監禁事件では、9年2カ月もの間、監禁されて逃げ出せなかったことが注目された。
 女性は小4だった2年11月、男の車に押し込まれ、男の自宅2階の和室に監禁された。脱出しようとしたが、殴られたりナイフで脅されたりしたため、「(逃げても)連れ戻される」との恐怖心から逃げ出すことができなかったとされる。
 自宅には高齢の母親も同居していたが、男は部屋に母親が入ることを許さず、男が毎回プラスチック容器に入れた食事を持って女性に与えていたという。
 また、激しい暴力で少女らを支配下に置いたケースとしては、17年5月に監禁容疑で逮捕された男による女性4人に対する監禁事件がある。
 男は都内のホテルや自宅などに少女=当時(18)=らを監禁し、部屋に鎖付きの首輪でつないだ上、「ご主人さま」「皇子(おうじ)」などと呼ばせていた。さらに「ヤクザが見張っている」などと脅した上、熱湯をかけるなどして恐怖心を植え付け、逃走をあきらめさせていた。女性は保護後、「ペットでも奴隷でもいいから一生置いてもらうしかないと思った」と証言するなど、“洗脳状態”にあったことを明かした。
 岡山県で26年7月、小5女児を「自分好みに育てたかった」として監禁容疑で男=当時(49)=が逮捕された事件では、男は外から鍵が掛かる防音加工を施した監禁用の部屋を用意していた。
 こうした事例を踏まえ、奈良女子大の岡本英生(ひでお)教授(犯罪心理学)は今回の事件について「小さな子供でもない女子中学生は体力があり、外部から厳重に鍵を掛けて物理的に脱出ができないようにしていた可能性がある」と指摘する。
 東京工業大の影山任佐(じんすけ)名誉教授(犯罪精神病理学)は「誘拐当初は逃げ出さないように、身体的な拘束を加えていた可能性がある。女子生徒の通信手段を断つなどの工作も考えられる」と推測した。

 ◎上記事は[産経新聞]からの転載・引用です
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 産経ニュース 2016.3.28 21:43更新
【埼玉失踪少女保護】家庭は教育熱心 千葉大からカナダ留学 自家用機の操縦資格も…周囲気付かず犯行2年間
 埼玉県警が未成年者誘拐容疑で指名手配し、28日に身柄を確保された寺内樺(か)風(ぶ)容疑者(23)は、千葉大学工学部に通いながら女子生徒(15)を監禁していたとみられる。同大を今春卒業し、就職先も決まっていた寺内容疑者。関係者は「異性とのトラブルは聞いたことがない」「真面目だった」などと話し、事件とのギャップに驚きを隠さない。周囲が異変に気付かぬまま、卑劣な犯行は2年間にわたり続いていた。
 寺内容疑者の実家があるのは大阪府池田市の閑静な住宅街。幼少のころから知る男性会社員(68)によると、地域の子供会のキャンプやハイキングなどの行事に参加し、年齢が下の子の面倒をよく見るリーダー的存在だった。教育熱心な家庭で育ち、市立小を経て大阪教育大付属池田中、高校に進学。男性は「異性とのトラブルなども聞いたことがなく、嘘だろうという気持ち」と驚く。
 平成23年4月に千葉大に入学した。同大によると、工学部情報画像学科でデータ解析を学ぶ一方、24年10月から1年間休学してカナダに留学するとの計画書を大学に提出していた。
 目的は航空免許の取得と語学力の向上で、実際に米カリフォルニア州にあるパイロット養成学校に入学。25年4月下旬から約4カ月間在籍し、同年9月6日には固定翼の単発機を操縦できる自家用機の操縦資格を取得していた。
 学校のホームページでは寺内容疑者の資格取得を紹介、航空機をバックに男性と握手する写真が掲載された。容疑者の自身のフェイスブックにも軍用機のコックピットに座る写真があった。「訓練生として真面目にこつこつ取り組んでいた。性格などに問題があったとは聞いていない」。養成学校の東京事務所の関係者はこう振り返る。
 女子生徒が連れ去られたのは26年3月。同大によると、同年4月に3年生となった寺内容疑者は26年度の授業を11科目しか履修しておらず、翌4年次は卒論執筆のために必要なゼミ以外には授業を取っていなかった。授業のため大学にくる頻度は週に1、2回程度だったとみられる。
 この間、寺内容疑者が暮らしていたのは大学近くのマンションだった。逮捕時の自宅だった東京都中野区のマンションに転居する今年2月ごろまで住んでおり、主に女子生徒を監禁していたのはこのマンションとみられる。
 寺内容疑者の隣室に住んでいた男性(26)は3月上旬、引っ越しの掃除に来た寺内容疑者が女性を連れていたのを見たという。「引っ越しを手伝う友人なのかなと思った。いつも静かで物音のしない部屋だから、一人暮らしだと思っていた」。女性連れの姿を見たのはこのときだけだが、被害者の女子生徒だったかどうかは分からないという。
 同大を今月23日に卒業し、消防設備関係の会社に就職が決まっていたという寺内容疑者。同大は28日に会見し、「本学卒業生がこのような事件を起こし、誠に申し訳ない」と陳謝、卒業取り消し処分を検討することを明らかにした。
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2016.3.28 16:58更新
【埼玉失踪少女監禁】メモと手紙「書かされた」 家出装い15歳少女監禁か 男の自宅で制服押収
 埼玉県朝霞市の女子生徒(15)が2014年3月に行方不明になった際に、自宅の郵便受けにあったメモとその後自宅に届いた手紙について、生徒が「男に書かされた」という趣旨の話をしていることが28日、捜査関係者への取材で分かった。メモと手紙にはそれぞれ、「さがさないで」「元気に過ごしている」などと書かれていた。
 未成年者誘拐容疑で指名手配後に静岡県で身柄を確保された東京都中野区東中野、職業不詳寺内樺風容疑者(23)が、生徒を監禁するために家出を装った可能性があり、埼玉県警は生徒からさらに事情を聴くなどして経緯を詳しく調べる。
 また県警は同日、寺内容疑者の中野区の自宅マンションから制服とジャージーを押収した。ジャージーには生徒の氏名が刺しゅうされ、制服には通っていた中学校のバッジが付いていた。

 ◎上記事は[産経新聞]からの転載・引用です
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日刊時事ニュース
行方不明事案
公開日:2016年3月27日14時37分  最終更新日:2016年3月28日13時04分
斎藤杏花さんを都内で発見、朝霞市三原の中学生3年生-齋藤杏花さん2年前に行方不明
2 年前の 3 月、埼玉県朝霞市の中学 1 年生の斎藤杏花さんが行方不明となっていた件で、東京都内で斎藤さんとみられる少女が無事に保護されたことがわかった。
保護されたのは、朝霞市三原の斎藤杏花さんとみられる。発見された経緯や、状況など詳しい情報についてはわかっていない。
発見されたのは、朝霞市三原の斎藤杏花さん( 15 )とみられ、2 年前の 3月 10 日以降、行方が分からなくなっており、埼玉県警が公開捜査を行っており、情報提供を広く呼びかけていた。
斎藤さんが行方不明となったことは、ニュースでも大きく取り上げられ、何度もテレビでも彼女の行方についての情報提供を呼び掛けていた。
行方が分からなくなった当時、母親が手がかりを探そうと、家の中など、心当たりのある場所を探したところ、郵便ポストの中から手紙が発見され「 家も学校もちょっと休みたいです。しばらく友達の家にいます。探さないでください 」というものだった。
その後、家族は警察へ捜索願を提出、埼玉県警は手掛かりが得られない為、公開捜査に踏み切り、情報提供を広く呼びかけていた。
当時、自宅前で若い男性と話しているところを近所の人が目撃したとの情報もあるが、男がどこの誰ということまで特定されていない。
そして 2014 年の 3 月 20 日、自宅に斎藤さんからとみられる人物から手紙が届いた。
手紙の内容は「 元気で過ごしており、迷惑をかけてごめんなさい 」と書かれていた。斎藤さんの署名もあり、手紙には「 しばらくは帰らない 」という内容も記されていたが、居場所などは書かれていなかった。
母親は手紙の筆跡から斎藤さんであると確認した。
この手紙は、上尾市内から投函されたことが消印から判明しているが上尾市内での目撃情報などはなく、これ以降、足取りは完全に途絶えていた。
最初に目撃されたされた男に連れ去られ、無理やり今まで一緒に暮らしていたのか、斎藤さんの意思なのか、現状では詳しい情報はわかっていない。
この事案に関する、詳しい情報が分かり次第、随時更新します。

   

 ◎上記事は[日刊時事ニュース]からの転載・引用です  
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埼玉少女誘拐「死にきれなかった。警察呼んで」寺内樺風容疑者…(倉敷女児監禁・藤原武被告=懲役6年6月)
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