日進市 少年「気に入ったナイフで刺した」殺人に興味か 2015.7.27 /家族、少年の逮捕前から弁護士へ相談

2015-07-27 | 少年 社会

 中日新聞 2015年7月27日 08時51分
少年「気に入ったナイフで刺した」 日進強殺、殺人に興味か
 愛知県日進市で無職川村典道さん(65)が殺害されてショルダーバッグが奪われた事件で、愛知県警に強盗殺人容疑で逮捕された高校3年の少年(17)が「気に入っているナイフで刺した」との趣旨の供述をしていることが分かった。少年は奪ったバッグを念入りに物色しており、県警は強盗目的の犯行として捜査しているが、ナイフへの強い執着が人を殺すことへの興味につながったことも動機の一部とみて追及する。
 捜査関係者によると、少年は数年前からサバイバルナイフに興味を持ち始め、犯行当時には複数のナイフを自宅に所持。手提げのケースに入れて保管していた。川村さんを襲ったのはこのうちの一本で、犯行後は凶器を含む数本を友人に頼んで預けていた。
 少年は凶器について「気に入っているナイフだった」と話し、犯行前には衣服や植物で試し切りをしていたという。「研ぐのも好きだった」とも供述しており、県警は好きなナイフへの執着がエスカレートして人を刺し、犯行後も捨てなかったとみている。ナイフは血液が洗い落とされていたが、付着物のDNA鑑定で川村さんを襲った凶器だと判断した。
 川村さんからバッグを奪った理由は「持ち去らないと自分の犯行がばれると思った」と供述。襲撃時にバッグに触った痕跡が残っているのを恐れたといい、強盗目的は逮捕時から否認している。「襲った時、腕に引っ掛かったから持ち去った」とも話しているが、バッグの中身を念入りに探っていることなどから、県警は金欲しさが主な動機だったとみて調べる。
 少年は「家族と仲が悪く、いらいらしてやった」とも説明しており、日ごろから決まった小遣いをもらえていなかったことなど、家族への不満も犯行の引き金になったとみられている。県警のこれまでの調べでは、少年と川村さんには面識がないという。
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愛知・高3強殺:ネットで殺害方法検索 家族、関与疑う
毎日新聞 2015年07月26日 10時00分
 愛知県日進市の路上で近くに住む無職、川村典道さん(65)が殺害された事件で、強盗殺人容疑で19日に逮捕された高校3年の少年(17)が事件前、インターネットで殺人の方法を調べていたことが捜査関係者への取材で分かった。司法解剖の結果、川村さんの体にはサバイバルナイフによるとみられる刺し傷や切り傷が10カ所以上あり、県警特別捜査本部は金品を狙った計画的な犯行とみて調べている。
 また、少年が事件後、友人に預けた数本のナイフのうち1本が、凶器だったことも捜査関係者への取材で分かった。刃の付け根に付着した残留物が、川村さんのDNA型の一部と一致、さらに川村さんの傷の形状とも一致したことから、凶器と特定した。凶器のナイフには、刃を研いだり洗ったりして血痕を消そうとした他、さび止めオイルを吹きかけた跡もあるといい、県警は証拠をもみ消す目的だったとみて調べている。少年は凶器について、「逃走中に投げ捨てた。場所は覚えていない」と説明していた。
 事件ではまた、少年の家族が逮捕前から、事件への少年の関与を疑っていたことが、捜査関係者への取材で分かった。少年は祖父母とおばと4人暮らし。家族は少年の行動を不審に思い、事件への関与を問い詰めたが、否定されたという。だが、自宅からは家族が少年の逮捕を前提に、弁護士への相談や警察、マスコミ対策などを話し合ったことがうかがえるメモも押収されたという。【谷口拓未】
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日進市 強盗殺人容疑の少年「家族のことでストレスがあり、祖父に似ていたので刺した」 
日進市 容疑の少年、殺害方法をネット検索 サイトに書かれていたナイフの刺し方と遺体の刺し傷、一致
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