高見澤昭治著『無実の死刑囚 三鷹事件 竹内景助』(日本評論社)と新藤宗幸著『司法官僚』(岩波新書)

2009-09-16 | 本/演劇…など

 本日病院の帰りにセブンイレブンに寄り、高見澤昭治著『無実の死刑囚 三鷹事件 竹内景助』(日本評論社)と新藤宗幸著『司法官僚』(岩波新書)を受けとった。『司法官僚』は9月13日の新聞読書欄で紹介されていて、早速注文したものだ。『無実の死刑囚 三鷹事件 竹内景助』は、鈴木邦男さんのHPに載っていた。
 「三鷹事件竹内景助」と聞いて反射的に想起するのは加賀乙彦さんの『死刑囚の記録』である。少し読んだばかりだが、果たして『無実の死刑囚 三鷹事件 竹内景助』にも多く引用されていて、妙な懐かしさがある。
 『司法官僚』のほうは、書評によれば、私が光市母子殺害事件差し戻し控訴審判決や広島女児殺害事件控訴審判決---何れも楢崎康英裁判長---の裏面に巣食うヒエラルキー乃至は官僚体質を見事に暴いていると思われる。私の嫌ってやまない裁判員裁判だが、百歩譲って是を見出すとするなら、彼ら裁判員が職業裁判官でない故に出世や上訴に翻弄されずに判断を下せるのではないか、という点である。

「広島女児殺害事件 高裁破棄、地裁へ差戻し」楢崎裁判長、光市事件の時と同様の振る舞い


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