日本未来の党、党名を「生活の党」に変更 代表に森ゆうこ氏 / “再婚の仲人”に意欲=達増拓也知事

2012-12-27 | 政治/検察/裁判/小沢一郎/メディア

「未来」から「生活」に変更=党代表に森氏、嘉田氏追い出す
時事通信 2012/12/27-21:02
 日本未来の党は27日、党名を「生活の党」と改め、代表を嘉田由紀子滋賀県知事から森裕子参院議員に変更することを総務省に届け出た。社民党から未来に合流した阿部知子衆院議員は生活に加わらず、「未来」の名を冠した新たな政治団体の結成を届け出る見通し。旧国民の生活が第一の小沢一郎氏らが主導したもので、所属議員17人のうち15人が生活に残る見通し。未来分裂の動きは事実上、小沢氏らが嘉田、阿部両氏を追い出す形で決着した。
 政党助成法は、国政選挙での得票数と所属議員数に応じて政党交付金を支給すると定めている。先の衆院選で、未来は選挙区299万票、比例代表342万票と、いずれも有効投票の2%超を獲得。得票数と議員数に基づく交付金は存続政党の生活に支給される。
 一方、嘉田氏側は所属国会議員が阿部氏だけになり、「国会議員5人以上」の政党要件を満たさず、交付金を受けられない。今後は、衆院選を機に国会議員4人となり、政党要件を失った「みどりの風」との連携を探るとみられる。
 嘉田氏は27日、未来の「分党」をめぐり、都内で記者団に「旗印と名前はこちらが取る」と語った。「未来」の政党名は残したものの、政党交付金は全て小沢氏側に取られることになった。 
 未来では、嘉田氏が阿部氏を共同代表とする人事案を提示したことに、小沢氏系議員が反発し、党内対立が泥沼化。国民新党出身の亀井静香氏はこうした事態を憂慮し、27日に離党届を提出した。
 日本未来の党の森裕子参院議員らは27日、党名を「生活の党」と改め、代表を嘉田由紀子滋賀県知事から森氏に変更することを総務省に届け出た。
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未来:「生活の党」に…代表に森氏 嘉田氏は政治団体設立
毎日新聞 2012年12月27日 20時30分(最終更新 12月27日 20時31分)
 日本未来の党は27日、党名を「生活の党」に変更し、代表を嘉田由紀子滋賀県知事から森ゆうこ副代表に代えると総務相に届けた。小沢一郎氏ら旧「国民の生活が第一」系の議員が「未来」を引き継ぐ形になり、嘉田氏は阿部知子副代表とともに新たに政治団体としての「日本未来の党」を設立する方針だ。
 未来の国会議員は衆院9人、参院8人の計17人だが、亀井静香氏が27日に離党届を提出。阿部氏も離党する見通しで、小沢氏ら旧生活系の15議員が「生活の党」に残る方向だ。
 嘉田氏は27日夕、大阪市内で記者団に「こちらは人数が少ないので分派することになる。『日本未来の党』というアイデンティティーをキープしたい」と語り、党の名称確保を優先したことを明らかにした。嘉田氏が新設する政治団体は政党要件(所属国会議員が5人以上)を満たさない。未来の13年分の政党交付金は約8億6500万円の見込みで、ほぼすべてを生活の党が受け取ることになる。【笈田直樹、加藤明子】
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日本未来の党:両院議員総会で分党を了承 小沢氏系15人が新党
毎日新聞 2012年12月27日 大阪夕刊
 日本未来の党の両院議員総会が27日午前、国会内で開かれ、同党の「分党確認書」が了承された。詳細は公表されていないが、嘉田由紀子代表(滋賀県知事)と阿部知子副代表が「未来」の党名を使用し続け、小沢一郎氏ら旧「国民の生活が第一」系の衆参15議員が別の党を作る見通しだ。28日に嘉田氏と森ゆうこ副代表らが滋賀県内で記者会見して正式発表する。役員人事を巡る同党の混乱は、結党からわずか1カ月での党分裂に至った。
 両院総会に先立ち、未来の党本部で小沢、森両氏ら生活系議員と、嘉田氏系の飯田哲也代表代行が会談し、分党確認書を作成。両院総会には飯田氏も出席したが、阿部氏と、離党表明している亀井静香氏は欠席した。
 公務で上京中の嘉田氏は27日午前、記者団に「小沢さん側から分党を呼びかけられた。家風が違う感じで、これ以上一緒にやらない方がお互い個性を出せる。旗印と名前はこちらが持つ」と語った。「社会的責任がある」として小沢氏に28日の記者会見への同席を求める意向も示した。【笈田直樹】
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「民意に寄り添い決定」 小沢氏側近の達増氏、日本未来分党を解説
産経新聞2012.12.27 14:39 [日本未来の党]
 日本未来の党が分党を決めたことについて、小沢一郎氏の側近である岩手県の達増拓也知事は27日、記者団に「実態に合わせて、しなやかに民意に寄り添っていこうと決めた」と“解説”。「国民に理解してもらえるかはこれからの勝負だ」と述べた。
 さらに今後の展開について「(国政政党の代表兼務に批判がある)嘉田由紀子滋賀県知事の政治活動への理解が広がり、小沢バッシングがやんだら、(私が)『また一緒にやらないか』と持ちかけるときもあるかなと思っている」と、“再婚の仲人”に意欲をみせた。
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安倍時代始まり、小沢時代しぼむ/未来の党「平和的分党へ調整」=嘉田代表 「成田離婚だ」=阿部知子氏 2012-12-26 | 政治/検察/裁判/小沢一郎/メディア
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