覚醒剤逮捕:愛知・稲沢市議の報酬返還求め提訴
毎日新聞 2014年05月22日 19時07分
覚醒剤を所持した容疑で昨年１２月、中国当局に逮捕、拘束されている愛知県稲沢市議の桜木琢磨容疑者（７０）について、議員活動ができないのに報酬が支出されるのは違法だとして、元市議の山本秀男氏（６４）が２２日、大野紀明市長を相手取り、議員報酬など２９９万８８００円を市に返還するよう求める住民訴訟を名古屋地裁に起こした。
訴えによると、市長は条例に規定がないことを理由に支払いを続けているが、事件を知った直後に条例改正の提案を行わなければならないのに、放置したなどとしている。山本氏は「市長の怠慢、不作為だ」と話した。
市監査委員は今月１日、山本氏の住民監査請求を棄却している。【丸林康樹】
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