<栗原心愛さん虐待死>勇一郎被告に「あなたの話だけが他の人と合わない」 検察側 2020/3/5

2020-03-06 | 身体・生命犯 社会

<野田女児虐待死>心愛さん父の「事実」証人とずれ 検察指摘経緯や状況、発言で
  2020/3/6(金) 12:16配信  千葉日報オンライン
 「あなたの話だけが他の人と合わない」。野田市立小4年の栗原心愛(みあ)さん=当時(10)=が昨年1月、自宅浴室で死亡した虐待事件で、傷害致死などの罪に問われた父親、勇一郎被告(42)の裁判員裁判。検察側は5日の被告人質問で、数々の虐待の経緯や状況、当時の発言内容を巡って勇一郎被告と証人らの説明に大きな食い違いがあるとし、事件の真相を問いただした。質問内容は死亡当日の状況にも及んだが、勇一郎被告は「事実しか話していない」と正当性を主張した。
  心愛さんが死亡する直前の昨年1月22~24日の出来事について、勇一郎被告は心愛さんの母親(33)に対して「心愛さんに食事させなくていい」との発言をしたかを問われ「一度もない」と強調。証人として出廷した母親は「『用意しなくていい』と言われた」と証言しており、双方の言い分が真っ向から対立した。
  母親は、昨年1月24日に浴室で水を掛けられた心愛さんがシャワーで湯を出そうとした際、勇一郎被告が「湯じゃないだろう。何で湯なんだ」と再び水を掛けたと説明したが、勇一郎被告はこの点についても事実と異なるとした。
  「あなたの話だけが他の人と合わない」と攻勢を強める検察側に、「そのように感じることはある」とした勇一郎被告。証人らがうそをついているのかという質問には「そうなる」と答えたが、母親がうそをついた理由をどう推察するかについては「言葉が見つからない」とあいまいな答えを繰り返した。
  虐待に関する認識について改めて問われる場面も。勇一郎被告は当時、自らの行為を虐待と自覚していなかったが、現時点で見れば「虐待だった」と説明。虐待が始まったのは、心愛さんに自分の排せつ物を持たせて撮影した強要事件があった2018年7月ごろとした。
  弁護側の質問で、判決確定後の生活にも言及した。刑務所では「心愛に謝らせてもらえるように、自分にできる償いを、その日その日に一生懸命行いながら生活していきたい」と目を潤ませた。
  一方、今後の夫婦関係について問われると「離婚するつもり」と明言。心愛さんの母親は証人尋問で、離婚を希望しているものの勇一郎被告が応じないことを明らかにしていたが、勇一郎被告が態度を一転させた形となった。
 最終更新:3/6(金) 20:36 千葉日報オンライン 
 
 ◎上記事は[Yahoo!JAPAN ニュース]からの転載・引用です
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