産経ニュース 2015.6.26 21:30更新
【安保法制】足を引っ張る安倍応援団 身内からも抗議の声 肩落とす木原氏ら
「安倍政権の応援団が後ろから鉄砲を撃っている状態と言われても、仕方がない」。自民党の若手議員らが立ち上げた勉強会「文化芸術懇話会」の代表を務める木原稔衆院議員は26日、記者団にこう漏らして肩を落とした。
懇話会初会合に講師として招いた作家の百田尚樹氏の発言などを野党が問題視し、この日は衆院平和安全法制特別委員会が紛糾。木原氏は、身内の自民党議員からも抗議を受けるはめになった。
懇話会のメンバーには安倍晋三首相(党総裁)に近い議員も多く、9月の総裁選を前に無投票再選の機運を高める「首相の応援団」(若手議員)と位置づけられている。
この日の特別委で、百田氏が沖縄県の地元紙について「沖縄の2つの新聞は潰さないといけない」と述べたことなどに関して、民主党の寺田学衆院議員らが首相を追及。木原氏は、佐藤勉国対委員長から「委員会に迷惑をかけたことを反省してほしい」と注意されたという。
また、百田氏の「あってはいけないことだが、沖縄のどこかの島が中国に取られれば、目を覚ますはずだ」といった発言も波紋を呼んだ。沖縄県宜野湾市などを地盤とする宮崎政久衆院議員は26日、「沖縄県民の生命や暮らしを軽視し、到底看過できない」として木原氏に文書で抗議した。
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2015.6.26 07:04更新
百田氏「沖縄2紙を潰さねば」 「どこかの島が中国に取られれば、目を覚ますはず」とも
「文化芸術懇話会」で、講師として招かれた作家の百田尚樹氏は、沖縄県の地元紙について「沖縄の2つの新聞は潰さないといけない」と述べた。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の同県名護市辺野古への移設計画などに厳しい論調を展開していることを念頭においてのものとみられる。「あってはいけないことだが、沖縄のどこかの島が中国に取られれば、目を覚ますはずだ」とも語った。
一方で、沖縄の基地負担について「根が深い。苦労も苦しみも理解できる」と語った。
◎上記事の著作権は[産経新聞]に帰属します
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百田氏「軽口、冗談のつもりだった」 沖縄紙つぶせ発言
朝日新聞デジタル 2015年6月26日20時38分
安倍晋三首相に近い自民党の若手議員による勉強会「文化芸術懇話会」(代表=木原稔・党青年局長)の25日の初会合で、講師役で首相と親しい作家の百田尚樹氏が、政権に批判的な沖縄の地元紙について「沖縄の二つの新聞社は絶対つぶさなあかん」などと発言していた。これについて百田氏が、朝日新聞の取材に応じた。
〈百田尚樹氏の話〉 報道されている発言内容は事実だが、講演で言ったのではなく、講演後の出席議員との雑談のなかでポロッと出た軽口だった。冗談のつもりで、本意ではない。出席者の誰かが「沖縄の人やメディアの意識はやっかいだ」と言ったので、それに答える形で「やっかいやなあ、(沖縄の二つの地元紙は)つぶさんとなあ」とは言った。地元紙はほとんど読まないし、自分の悪口ばっかり書くからきらいだが、本当に潰さないといけないとまで思っていない。出版社や新聞社はアンタッチャブルな領域で、権力によって圧力をかけられるべきではない、とも思っている。
◎上記事の著作権は[朝日新聞デジタル]に帰属します
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〈来栖の独白〉
Twitterによれば、百田氏は図体に似合わず余ほど気が小さいと見えて、安倍さんや政権に与えた打撃については露ほども思いが及ばぬようで、自分の為の言い訳ばかり。
百田尚樹 @hyakutanaoki 3時間前
朝日新聞が私の言い分をきっちり書いてくれた(^^)
http://www.asahi.com/sp/articles/ASH6V5JXVH6VUHBI028.html …
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百田尚樹 @hyakutanaoki 11時間前
沖縄の二つの新聞社はつぶれたらいいのに、という発言は講演で言ったものではない。講演の後の質疑応答の雑談の中で、冗談として言ったものだ。
しかし、その部分だけ文字で書かれると、百田尚樹はキチガイに見えるなあ。
そう見えるように書いてるのやろうけど(^_^;)
『殉愛』騒動のときも見苦しかったなぁ。「作家をやめてもいい」とか何とか。『永遠の0』には感動し、2度もシネマへ足を運んだ私。実際、良くできた作品だったが。
それにしても、安保法制への野党のプロパガンダ(戦争法案などと…)が功を奏している中、自民党若手は何を呑気に構えているのか! 安倍ちゃんばかりが苦労して。
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◇ 『沖縄が中国になる日』恵隆之介著 育鵬社 2013年4月2日 初版第1刷発行
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