犯罪の温床「ダークウェブ」 企業脅迫の舞台、愛知本社のメーカー名指し
2022年3月20日 Sun.
身代金要求型コンピューターウイルス「ランサムウエア」による企業へのサイバー攻撃が相次いでいる。デンソー子会社の被害をはじめ、攻撃者グループが利用しているのが、秘匿性が高いインターネット空間「ダークウェブ」だ。情報セキュリティーの専門家に見てもらうと、世界中の企業が標的として名指しされ、その中に愛知県に本社を置くメーカーの米国法人二社の名前もあった。 (鈴木凜平)
「New target company(新たな標的の企業)」。青と白を基調にしたありきたりに見える画面だが、ここはダークウェブにある攻撃者グループ「ローレンツ」のサイトだ。標的として欧米の企業名が並ぶ中に、愛知県三河地方に本社がある産業機器メーカーの米国法人もリストアップされていた。
メーカーに確認すると、米国法人は今月一日にランサムウエアによる攻撃を受け、サーバーがダウンしたがすぐに復旧したという。
「ローレンツ」のリークサイト。愛知県に本社のある産業機器メーカーの米国法人の名前もあった =S&J提供(一部画像処理)
◎上記事は[]からの転載・引用です
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