『文藝春秋』(2015年5月号)が「少年A神戸連続児童殺傷 家裁審判決定(判決1997年10月)」全文掲載

2015-04-10 | 神戸 連続児童殺傷事件 酒鬼薔薇聖斗

【本日発売の雑誌】「少年A神戸連続児童殺傷 家裁審判決定(判決)」全文掲載……『文藝春秋』
 RBB TODAY 2015年4月10日(金) 08時15分
 文藝春秋は10日、雑誌「文藝春秋」5月号を発売する。この中で、「少年A神戸連続児童殺傷 家裁審判決定(判決)」を全文掲載する。
  1997年2月に起きた神戸連続児童殺傷事件の犯人・少年Aに対し、神戸家裁は同年10月、医療少年院送致を決定した。審判決定に際し、神戸家裁は決定の「要旨」を公表。通常の少年事件では結論のみ公表されていたが、その「要旨」は約5000字という長文で、事実認定だけではなく、精神鑑定結果も紹介していた。しかし、「それでも公開されなかった部分があった」としている。
  文藝春秋によると、共同通信神戸支局のデスクとして取材に関わった佐々木央氏が、審判決定の全文にあった成育歴の大半と精神鑑定主文の重要な部分が「要旨」から抜け落ちていた、という事実を知ったのは10年ほど前だったという。佐々木氏は、事件を担当した井垣康弘・元判事に「ぜひ全文を開示してほしい」と依頼、今回の掲載に至った。
  今年1月に殺人容疑で逮捕された名古屋の19歳の女子大生は、犯行前、ツイッターで「酒鬼薔薇君を尊敬しています」とつぶやいていた。神戸連続児童殺傷事件は、18年が過ぎた今も社会に影響を与え続けている。今回、初めて明らかにされる事件の全貌は、少年犯罪を考えるための多くの教訓を与えてくれると言えそうだ。
 ◎上記事の著作権は[RBB TODAY]に帰属します 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
家裁決定全文を掲載=神戸連続殺傷事件で文芸春秋
時事通信 4月9日(木)15時44分配信
 神戸市須磨区で1997年に起きた連続児童殺傷事件で、当時中学3年の加害男性を「医療少年院送致」とした神戸家裁の決定全文が、10日発売の月刊「文芸春秋」5月号に掲載されることが分かった。家裁は決定時に要旨のみの公表にとどめていたが、文芸春秋の担当者は「この事件は現在も続く重大少年事件の原点。全貌を知ることで汲み取れる教訓は多いと考えた」と話している。
  神戸家裁は97年10月、逮捕時14歳だった男性の審判で、小学6年土師淳君=当時(11)=らを殺傷した非行事実を認定し、「医療少年院送致」の保護処分を決定。事件が社会の注目を集めたことを考慮し、「少年事件の秘密性および審判の非公開性の原則に抵触しない限度」で要旨を公表した。
  神戸家裁の裁判官として決定を出し、公表に関わった井垣康弘弁護士は「公表される全文でも加害男性の名前は出ていない。少年法には触れない」と説明。「要旨では男性の成育歴が大きくカットされた。事件の特殊性や、その後も重大な少年事件が相次いでいることにかんがみ、全文を国民に読んでもらうべきだ」と話した。 
最終更新:4月9日(木)17時32分

 ◎上記事の著作権は[Yahoo!JAPAN ニュース]に帰属します
----------------------
 ⇒ 「神戸連続児童殺傷」審判決定全文掲載で 神戸家裁が文藝春秋・佐々木央氏・井垣康弘弁護士に抗議文 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
少年事件が問うものは?神戸連続児童殺傷事件「酒鬼薔薇聖斗」の審判を担当した元裁判官の井垣康弘さん 
-------------------------------
◇ 改正少年法 井垣康弘・神戸家裁判事の寄稿全文(1)(2) 神戸新聞 2000/11/29  
◇ 改正少年法 井垣康弘・神戸家裁判事の寄稿全文(3)(4) 神戸新聞 2000/11/29 
............


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。