〈来栖の独白 2017/8/26 Sat.〉
映画「関ヶ原」を観に行った。「永遠の0」以降、岡田君の映画は、すべて観ていることになる。「永遠の0」は2度、足を運んだ。彼のような顔をもった俳優さんは、希だ。
2017年 ‧ 歴史/戦争 ‧ 2時間 29分
『関ヶ原』は、2017年制作の日本映画。石田三成と徳川家康を主人公に、豊臣秀吉の死から天下分け目の関ヶ原の戦いに至るまでの過程を描いた司馬遼太郎原作の歴史小説『関ヶ原』の映画化作品。司馬遼太郎の小説の映画化は、1999年公開の『梟の城』以来18年振りとなる。ウィキペディア
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「週刊文春」編集部
岡田准一「関ヶ原」が絶好調 木村拓哉、大野智との違いとは? 週刊文春 2017年9月14日号
一昨年には日本アカデミー賞の最優秀主演男優賞・助演男優賞をダブル受賞 ©文藝春秋
主演映画『関ヶ原』が好調のV6・岡田准一(36)。8月26日からの公開2日間で動員数1位、31万人。興行収入も4億円に迫った。
「司馬遼太郎原作であることに加え、岡田に対しても3年前の大河ドラマ『軍師官兵衛』での好演から期待が高かったが、最終的に20億円突破は確実。石田三成役の岡田は徳川家康役の役所広司(61)に遜色ない重厚な演技で、役者として一皮むけた感がある。公開前に神田明神でヒット祈願した際、『自分にとって代表作になると信じている』と語っていたが、その通りになりそう」(映画記者)
近年のブームに乗るように、ジャニーズ事務所でも今年、木村拓哉(44)と嵐の大野智(36)が時代劇映画に挑戦したが、岡田との差は歴然。
「木村はGW公開の『無限の住人』。メディアジャックした宣伝効果もなく動員は伸びなかった。むしろ、大野の『忍びの国』のほうが評判は上でした。まるで2人が前座だったかのように登場したのが岡田ですが、大野とはもちろん、先輩の木村とも役者としての差は開いた印象。役になり切れる岡田と、どんな役をやっても“キムタク”になる木村。同じ年に時代劇に主演したことで、違いが浮き彫りになった。今後役者に専念する木村にとって、岡田は無視できない存在。事務所内での力関係も微妙になる」(映画関係者)
SMAPという拠り所を失った木村とは対照的に、岡田の勢いに乗るかのようにV6の人気も回復しているという。芸能デスクが話す。
「最近は岡田の役者業に井ノ原快彦(41)の司会業、とグループ活動より個々の活動が活発化していましたが、一昨年、デビュー20周年を迎えると人気は回復。8月末、グループの人気番組だった『学校へ行こう!』(TBS系)を特番で放送して好評でした。人気は、幅広い層から支持される岡田による部分が大きい」
私生活も充実の一途。
「宮﨑あおい(31)との交際も順調。岡田が都内に建設中の3億円といわれる豪邸が新居になると見られます。役者として不動の地位を確立した岡田は事務所内でも実質ナンバー1の扱い。結婚を反対される理由もない」(同前)
三成は関ヶ原で敗れたが、岡田の“役者業天下取り”は順風満帆のようだ。
◎上記事は[文春オンライン]からの転載・引用です
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産経WEST【私の時間 シネマ】
父に見てほしかった…映画「関ヶ原」平岳大 父、幹二朗への思い語る
慶長5(1600)年の関ケ原の戦いを描く大作時代劇「関ヶ原」(TOHOシネマズ梅田などで公開中)。石田三成率いる西軍の参謀として徳川家康率いる東軍と戦う軍師、島左近を凄(すご)みある表情で熱演した。
鋭い眼光にザンバラ髪、顔中に走る無数の刀傷の痕が壮絶な歴戦を物語る。
「この撮影現場は私に俳優として数多くのことを学ばせてくれました。島左近という大役に大抜擢してくれた原田真人監督に感謝しています」
作家、司馬遼太郎の小説「関ヶ原」を高校時代に読んで感動した原田監督が構想25年を費やし映画化した。
豊臣秀吉の死後、国内の武将が東西に二分される。三成(岡田准一)率いる西軍と家康(役所広司)率いる東軍が関ケ原で覇権を懸けて戦う。三成は参謀に左近(平岳大)を指名する。利害関係で家康側につく武将らに対し、正義で世の中を変えようと立ち上がる三成。権力に興味のない左近は「天下悉(ことごと)く利に走るとき、ひとり逆しまに走るのは男として面白い」と三成を選ぶ。
映画では三成対家康の敵対関係に加え、この三成と左近の信頼関係が重要なテーマとして描かれる。
平にとっては、「三成と左近の関係をどう築きあげるか」が大きな課題だったという。最初にイメージしたのが、話し下手の英国王にスピーチの手法を伝授する言語療法士の実話を描いた映画「英国王のスピーチ」。「三成が英国王、左近を言語療法士というパートナーの関係で考えました」と平。さらに「シャーロック・ホームズ」のホームズ探偵とワトソン博士の関係なども参考にしたという。
「いずれにしても仲の良い“バディー”の関係にしてはいけない、と心がけました」
父は平幹二朗、母は佐久間良子。舞台「鹿鳴館」では親子3人で共演も果たした。だが父は昨年、急逝した。「父を看取った翌日が『関ヶ原』の冒頭のシーンの撮影日でした」と平は打ち明けた。
関ケ原の戦いの前日。三成と左近の騎馬が丘の上へ駆け上がり、「負けるわけにはいかぬ」と天下分け目の決戦に向けて覚悟を固める重要な場面だ。
「父にこの映画を見てほしかった」。その言葉は、時代劇の一時代を支えた父、幹二朗の遺志を受け継ぐ覚悟に聞こえた。
◎上記事は[産経新聞]からの転載・引用です
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