(日刊スポーツ) - 8月23日10時14分更新
早実佑ちゃん「プロ」進学から気持ち傾く
早大進学の意志が固いとみられていた斎藤の進路に「プロ」の2文字が浮かんできた。「メジャーに行きたい気持ちもあります」と初めて公の場で大学以外の選択肢があることを口にした。今夏の甲子園で日本中を沸かせた鉄腕ヒーロー。母校での優勝祝賀会で、きっぱりと答えた。
次々と繰り出される質問にも、マウンドさばき同様、クールに答えた。「野球のゴールであるプロとか、野球関係の仕事に就ければいいと思う」。今夏の甲子園大会で全7試合69イニング、948球を投げ抜いたタフネス右腕。もちろんメジャーという舞台は早実卒業後、即座の進路ではない。「まだ考えていません。これからです」と将来的な夢として答えたのだが、進路について心境が揺れ始めていることも、伝わってきた。
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>今夏の甲子園大会で全7試合69イニング、948球を投げ抜いたタフネス右腕
プロ野球なら、先発ローテーションで、一人の投手が連日連投なんてありえない。15回まで一人で投げて翌日また投げる。これではエースの肩は壊れてしまう。決勝戦終わっても、セレモニーが続く。肩の手当てができない。遠くから応援団も来ており、兵庫県で何日も連泊するわけにはゆかないのだろう。連盟・メディアは、決勝からセレモニー、インタビューと追い立てる。すべてのしわ寄せがエースの肩にゆく。選手が壊れてしまう。心配だ。考えてほしい。壊れてからでは遅い。