【変わるか日本 参院選 外交・安保(1)】「中韓と首脳会談なし」は孤立か

2013-07-12 | 政治〈領土/防衛/安全保障/憲法/歴史認識〉

【変わるか日本 参院選 外交・安保(1)】「中韓と首脳会談なし」は孤立か
産経新聞2013.7.12 07:02
 11日午後、ソウル市内の韓国外務省。訪韓した斎木昭隆外務事務次官と金奎顕第1次官は硬い表情で会談に臨んだ。斎木氏は終了後、記者団に「友好的な雰囲気の中で建設的な意見交換をした」と語った。日本側は次官協議を通じ、日韓関係を前進させたい考えだが、金氏は「両国関係の発展にはまず日本が歴史問題の解決へ、誠意を持って対応することが重要だ」と慎重姿勢を示した。
 むしろ韓国は中国との接近を図る。韓国紙・ソウル新聞によると22日ごろには米中韓戦略対話をソウルで開催する。「日本を排除する目的ではない」(尹炳世外相)としつつ、中国との蜜月ぶりを強調したいようだ。
 日韓間では竹島(島根県隠岐の島町)や慰安婦の問題に加え、10日には日本統治時代に強制労働させられたとする韓国人への損害賠償を日本企業に命じる判決がソウル高裁であった。北朝鮮の核・ミサイル問題もあるが、正式な首脳会談は昨年5月以降、1年以上開かれていない。日中間も同様だ。
 参院選で野党側はこれをとらえ「(安倍晋三)首相はいろんな国を回ったが肝心の中国、韓国とまだ会談が行われていない」(海江田万里民主党代表)、「国際的に孤立を深めている」(小沢一郎生活の党代表)と、首相批判を展開する。
 首相は「全然孤立していない」と反論。「対話のドアは常に開いている。(中国は)そこで主張すべきは主張すればよい」として、日米同盟を基軸に、対中外交などに関してはじっくり機が熟すのを待つ考えだ。
 「歴史問題」を繰り返し持ち出す韓国。反日的言動なら何でも許される風潮がある世論に迎合した韓国の司法判断の被害を受けた寺が長崎県・対馬にある。韓国人観光客も多いこの島で、昨年10月に起きた韓国人による仏像窃盗事件はいまだ解決していない。仏像を盗まれた観音寺の前住職、田中節孝氏(66)は憤る。
 「何百年もここにあった仏像だ。寺だけではなく、まさしく集落の生活の一部だ。韓国は日本に恨みつらみはあるのだろう。だが、国際的な常識より、恨みを重んじる国なのか」
 田中氏は寺で約30年間「観世音菩薩坐像」(高さ50・5センチ)を守ってきた。仏像は14世紀前半に韓国・瑞山市の浮石寺でつくられたとみられるが、14世紀末に成立した李氏朝鮮が儒教を国教としたことにより各地で仏像破壊が頻発。惨状を見かねた人の手により、対馬に持ち込まれたとみられている。
 ところが盗まれた仏像が韓国で発見されながら、韓国仏教界が「(仏像は)倭寇に略奪された」と訴え、韓国の裁判所が返還差し止めの仮処分を決定した。返還を求め対馬の人口の半数にあたる約1万7千人分の署名が集まった。対馬市の財部能成市長は6月末に韓国側に署名を手渡したが、解決の見通しはたっていない。
 田中氏はこう断言する。
 「一日も早く仏像を返還してほしい。だが、日本に弱みはないのだから、あせって頭を下げて韓国と首脳会談をする必要はない。
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