1月の企業倒産6年ぶり高水準1360件 日産=純損失2650億円=09年度、国内海外合わせ2万人削減

2009-02-09 | 社会

1月の企業倒産6年ぶり高水準  1360件、前年比15%増
 東京商工リサーチが9日発表した1月の全国の企業倒産件数(負債1000万円以上)は、前年同月比15・8%増の1360件、負債総額は44・3%増の8389億9100万円となり、いずれも1月としては2003年以来、6年ぶりの高水準となった。
 政府は中小企業の資金繰り支援策などを打ち出したが、東京商工リサーチは「中堅企業への支援効果が乏しく、倒産件数を押し上げた可能性がある」と指摘。08年度末にかけて倒産件数は前年並みで推移するとみている。
 負債額が最も大きかったのは不動産関連会社「クリード」の785億円。北海道の老舗百貨店「丸井今井」も502億円に上り、負債総額を押し上げた。
 業種別では、10業種のうち7業種の倒産件数が前年を上回り、製造業(37・9%増)の増加が目立った。地域別では、9地域のうち8地域が前年を上回り、北陸(59・3%増)と四国(48・4%増)が大幅に増えた。2009/02/09 16:17【共同通信】

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日産、2万人削減 09年度中、国内・海外合わせ
 日産自動車は9日、2009年度中に国内・海外合わせた人員を2万人削減すると発表した。人員数は23万5000人から21万5000人に減ることになる。 (日経15:30)
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日産、純損失2650億円に  ゴーン体制で初の営業赤字
 日産自動車は9日、世界的な自動車販売不振と為替の円高傾向を受けて2009年3月期連結決算予想を発表し、純損益予想を1600億円の黒字から2650億円の赤字へ下方修正した。これを受け、全世界での人員数を09年度中に2万人削減し、23万5000人から21万5000人にすることを柱にしたリストラ策も公表。
 日産は売上高予想も9兆6000億円から8兆3000億円、営業損益も2700億円の黒字から1800億円の赤字に下方修正した。日産の営業赤字は1995年3月期以来、14年ぶりで、90年代後半の経営危機から建て直したカルロス・ゴーン氏が経営トップに就任して以来、初めてとなる。
 米国発の金融危機が「外需依存型」の自動車業界の収益体質を直撃し、自動車大手8社の2009年3月期連結決算は、日産のほかトヨタ自動車、マツダなど5社が純損益で赤字に転落し、8社すべてが前期と比べて大幅な減収となる見通しとなった。2009/02/09 16:04   【共同通信】


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