チベット族僧侶に死刑判決 中国四川省

2013-01-31 | 死刑/重刑(国際)

チベット族僧侶に死刑判決 中国四川省
産経ニュース2013.1.31 17:40
 新華社電(英語版)によると、中国四川省アバ・チベット族チャン族自治州の中級人民法院(地裁)は31日、8人に焼身自殺するようそそのかし、うち3人を死なせたとして、チベット族の僧侶(40)に執行猶予付きの死刑、僧侶のおい(31)に懲役10年の判決をそれぞれ言い渡した。
 中国のチベット族居住区では、政府の宗教政策に抗議するチベット族による焼身自殺が相次いでいる。
 新華社電によると、3人は昨年死亡。5人は公安当局の介入後、自殺を思いとどまったという。(共同)
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【中国覇権主義に勝つ】チベットの悲劇は日本の近未来だ 2012-12-05 | 国際/中国/アジア 
 【中国覇権主義に勝つ】チベットの悲劇は日本の近未来だ★(1)
 zakzak2012.12.05
 チベットで今、「焼身抗議」と呼ばれる抵抗運動が急増している。敬虔な仏教徒であるチベット人は「自殺」という言葉は使わない。2009年から始まった抗議は、昨年までは数件だったが、今年になって急増した。次世代の中国共産党指導者を決める党大会が開かれたこともあり、インド北部・ダラムサラのチベット亡命政府や米系メディアによると、先月だけで28人が焼身抗議に及んだという。
 年齢も15歳の少年から40代の壮年まで幅広く、18歳の尼僧など、女性も多い。欧米メディアは積極的に報道しているが、日本の報道はなぜか散発的で、全体像は決して伝えられていない。
 亡命政府などの発表では、09年以降、チベット内地で91人が焼身し、そのうち77人が死亡したという(11月末現在)。チベット外でも、インドで2人、11月15日には、フランスのチベット寺院で英国人のチベット僧も焼身抗議で亡くなった。
 チベット内地と書いたのは、正確には、現在のチベット自治区でなく、隣接する青海省、甘粛省、四川省での焼身抗議が多いからだ。この3省は、もともと、チベット人が居住していた「本当のチベット」といえる。チベット自治区は、中国共産党が引いた区割りに過ぎない。だから、パンダは中国の動物でなく、チベットの動物なのだ。
 安否未確認が少なくないのは、中国公安当局が家族が来る前に焼身者を強制的に運んでしまうからだという。チベット文化研究所名誉所長のペマ・ギャルポ氏は「満足な治療も施されることなく、ほとんどの人は死亡している。虐待を受けたとの情報もある」と語る。
 なぜ、チベット人は自らの命を犠牲にしてまで、中国共産党への抵抗運動を続けるのか。それは、現在進行形の侵略行為と、「文化的虐殺がチベット人に行われているからだ」(チベット仏教最高指導者、ダライ・ラマ法王)。
 チベット自治区以外の焼身抗議が多いのは、インターネット回線も比較的自由に使えて、「海外の人々に、自分たちの窮状を訴えることができるのでは」という、かすかな望みにかけているからだ。
 11月13日、来日中のダライ・ラマ法王が国会内で、チベットを支援する超党派の国会議員約130人の前で講演を行った。ノーベル平和賞受賞者が訴えた悲劇について、日本のメディアはあまり大きく取り上げなかった。これは異常ではないか。
 そこにこそ、チベットの悲劇の本質があるのだが、実は、日本が置かれている状況と非常によく似ている。
 ■西村幸祐(にしむら・こうゆう) ジャーナリスト。1952年、東京都生まれ。慶應義塾大学文学部中退。在学中、「三田文学」の編集を担当し、80年代後半から、作家、ジャーナリストとして活動。2002年日韓サッカーW杯取材後、拉致問題や歴史問題などにも、取材・執筆分野を広げる。アジア自由民主連帯協議会副会長。著書に「『反日』の構造」(文芸社文庫)、「幻の黄金時代」(祥伝社)など。
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【中国覇権主義に勝つ】看過できぬチベットへの「文化的虐殺」 2012-12-06 | 国際/中国/アジア 
 【中国覇権主義に勝つ】看過できぬチベットへの「文化的虐殺」(2)
 zakzak2012.12.06
 チベット仏教最高指導者、ダライ・ラマ法王がいう、中国共産党による「文化的虐殺」とは、言葉と宗教の自由を徹底的に奪われることだ。学校でチベット語の使用を禁じられ、法王の写真を持っているだけで検挙される。5人以上が集まり、話をするだけで公安当局に検挙され、行方不明になる者もいるという。日本や欧米諸国では考えられない圧政だ。
 インド北部・ダラムサラのチベット亡命政府によると、こうした対応は、チベット自治区だけでなく、隣接する、以前はチベットだった青海省、甘粛省、四川省でも同様に行われているという。つまり、チベット自治区の区割りが、いかに恣意的なものであるかを証明している。
 チベットが武力で侵略されたのは1959年だ。中国共産党が49年に政権を樹立すると、すぐチベットへ圧力をかけ始めた。毛沢東が若きダライ・ラマ法王を北京に招聘して、懐柔を試みるが法王は脅しに乗らなかった。そして、中国人民解放軍の大部隊がチベットに侵攻した59年、法王は命からがらインドへ逃れたのである。
 その後、チベットでゲリラ部隊も組織されたが、圧倒的な人民解放軍の前では無力だった。大量の犠牲者をともなう大弾圧は89年が最後になったが、現在は「文化的虐殺」が行われている。ダライ・ラマ法王はいつも「われわれは独立ではなく高度な自治を求めている」というが、実際は最低限の自治さえ実現されていないのだ。
 そんな絶望的な状況で、90人を超えたとされる焼身抗議の抵抗運動は止まる気配がないという。11月28日には、亡命チベット人たち400人がインドの首都、ニューデリーの中心部をデモ行進し、「チベットに自由を」と叫び、五星紅旗に火を放って抗議した。これはNHKも報じている。
 日本でも、何の根拠もないのに、自主規制で使えない言葉が増えているのは危険信号だ。ダライ・ラマ法王の国会講演を実現させた国会議員たちが発表したアピール文にこんな一節がある。
 「中国政府はチベットの人々に対して、苛烈な人権蹂躙を行っております。中国政府は、チベット人の政治・宗教・文化・経済活動の自由を厳しく制限し、これに異議を唱えるチベット人に過酷な処罰を課しています。こうした中国政府の人権弾圧に対し、チベット人による抗議の焼身自殺が相次いでいます。(中略)こうした状況をわれわれは決して看過することはできません」
 ここには、日本の今後の向かうべき外交が示されている。
 ■西村幸祐(にしむら・こうゆう)
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【中国覇権主義に勝つ】台湾との友好は日本の生命線 2012-12-09 | 国際/中国/アジア
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【中国覇権主義に勝つ】ウイグルを解放できるのは日本だけ 2012-12-10 | 国際/中国/アジア 
 【中国覇権主義に勝つ】ウイグルを解放できるのは日本だけ★(4)
 zakzak2012.12.10
 12月6日、東京で「アジアの民主化を促進する東京集会」が開催された。日印国交樹立60周年を記念して-という副題が示すように、今年、日本とインドが国交を樹立して60年を迎えた。しかし、尖閣問題でほとんどの記念行事が中止になった日中正常化40周年ばかり取り上げられ、日印国交樹立60周年が報道されないのは異常な事態だ。
 集会には、中国の圧政に苦しむ周辺諸国から数多くの人々が参加した。
 世界ウイグル会議副総裁のイリハム・マハムティ氏は「今こそ中国に警戒をするときです。日本には新しいアジアのリーダーとして頑張ってほしい。華人の支配下にあるアジアを独立させ、もっと平和なアジアを築くことに日本の力を期待する」と訴えた。
 今年5月に、中国のさまざまな圧力や嫌がらせに屈することなく「世界ウイグル会議総会」が東京で開催され、大成功を収めた。
 この時、ノーベル平和賞候補のラビア・カーディル総裁も来日し、世界中から集まったウイグル人と靖国神社に昇殿参拝も行った。これは画期的な出来事だった。
 カーディル女史は「世界中どこの国でも、英霊を追悼したたえる場所があり、どこも神聖な場所です。日本人が靖国神社を大切にしていることは素晴らしいが、ウイグルにはこのような場所がありません」と悲しそうに私に語ってくれた。
 現在、新疆ウイグル自治区と呼ばれる広範な地域は、かつて2回東トルキスタン共和国として独立したことがあった。戦前の日本が日露戦争の勝利で、間接的に東トルキスタン独立をサポートしただけでなく、満洲事変以降もモンゴル、ウイグル、チベットと漢民族の周辺民族と緊密な連携を取っていたのだ。
 カーディル女史は中国共産党から「テロリスト」とレッテル貼りをされ、5月の東京総会に来日できるかも危ぶまれた。世界ウイグル会議東京総会を妨害するために、支援する国会議員へもさまざまな圧力がかけられた。
 前出のイリハム氏は5月の東京での総会を振り返りこう言った。「東京で開催できたことが欧州在住ウイグル人たちをものすごく勇気づけたんです。中国に最も近いアジアで行われた初めての大会だったし、日本が助けてくれることに期待を寄せています」
 中国に核実験の実験場とされ、この40年間で数多くの人々が犠牲になったといわれるウイグル。シルクロードの起点として再生できるのは日本だけかもしれない。
 ■西村幸祐(にしむら・こうゆう)
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【中国覇権主義に勝つ】笑いごとではない尖閣ひっくるめ「琉球返還」要求 2012-12-12 | 政治〈領土/防衛/安全保障/憲法〉
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チベット族4人が焼身自殺図る 中国政策に抗議の焼身自殺が急増 2012-11-28 | 国際/中国/アジア
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