2人の刑執行 庄子幸一死刑囚・鈴木泰徳死刑囚 山下貴司法相命令 2019/8/2 令和改元後初めて

2019-08-02 | 死刑/重刑/生命犯

確定死刑囚2人の刑執行 神奈川連続主婦強殺と福岡3女性強殺 法務省
2019.8.2 09:39|
 確定死刑囚2人の刑が2日午前に執行されたことが、関係者への取材で分かった。山下貴司法相が命令した。死刑執行は、平成30年12月27日に投資顧問会社社長ら2人を殺害し、強盗殺人などの罪に問われた元暴力団幹部、岡本(旧姓・河村)啓三元死刑囚=執行時(60)=と元投資顧問業、末森博也元死刑囚=同(67)=の執行以来で、令和改元後初めて。昨年10月に就任した山下貴司法相のもとでは2回目。平成24年12月発足の第2次安倍晋三政権以降では計38人。

 関係者によると、執行されたのは、主婦2人を相次いで殺害して現金を奪ったとして強盗殺人罪などに問われた庄子幸一死刑囚(64)と、福岡県で女性3人を殺害して金品を奪ったなどとして強盗殺人罪などに問われた鈴木泰徳死刑囚(50)。
 確定判決によると、庄子死刑囚は交際していた女=無期懲役で受刑中=と共謀。13年8月28日、林弘子さん=当時(54)=方で、林さんの首をベルトで絞めるなどして殺害。同年9月19日には、大沢文子さん=当時(42)=方で、大沢さんの顔に粘着テープを巻きつけた上で浴槽に顔をつけて殺害し、2人から現金計約29万円などを奪った。
 鈴木死刑囚は16年12月12日、福岡県飯塚市の公園で専門学校生、久保田奈々さん=同(18)=を絞殺。同月31日には北九州市小倉南区の路上で、パート従業員、大中敏子さん=同(62)=を刺殺し、現金入りのバッグを強奪。さらに17年1月18日、福岡市博多区の公園で、会社員、福島啓子さん=同(23)=の背中などを刺して殺害、手提げバッグを強奪した。

   ◎上記事は[産経新聞]からの転載・引用です *強調(=太字)は来栖

連載「死刑」第2部「かえらぬ命」第3回.  母=「やっぱり犯人の命をください」 姉=「路上で熱唱」
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2人の死刑執行、法務省 福岡の連続強殺など
    社会2019/8/2 9:58 (2019/8/2 11:35更新)
 法務省は2日、福岡県内で2004~05年、女性3人を殺害したなどとして強盗殺人罪などに問われた鈴木泰徳死刑囚(50)ら2人の死刑を執行したと発表した。死刑執行は18年12月以来で山下貴司法相の就任後は2回目。
ほかに執行されたのは、神奈川県大和市で01年、主婦2人を殺害し強盗殺人罪などに問われた庄子幸一死刑囚(64)。
 山下法相は2日午前、記者会見で「(両死刑囚は)誠に身勝手な理由で人命を奪った。慎重な検討を加えた上で、執行を命じた」と述べた。
 確定判決によると、鈴木死刑囚は04年12月12日、福岡県飯塚市で専門学校生の久保田奈々さん(当時18)を強盗目的で公園に引きずり込み、首を絞めて殺害。同12月31日、北九州市の路上でパート従業員の大中敏子さん(同62)を包丁で刺して殺害し、現金などを奪った。05年1月18日には福岡市の公園で会社員、福島啓子さん(同23)を包丁で刺殺し、現金などを奪った。
 庄子死刑囚は01年8~9月、交際中の女と共謀し大和市のマンションで主婦、林弘子さん(同54)と主婦、大沢文子さん(同42)をそれぞれ殺害し、現金などを奪った。
 死刑執行は第2次安倍内閣以降では計38人となった。収容中の確定死刑囚は110人。

    ◎上記事は[日本経済新聞]からの転載・引用です
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〈来栖の独白 2019.8.2〉
 今回の被執行死刑囚には、再審請求中の人はいなかったようだ。再審請求を死刑執行回避、すなわち延命の手段として使う死刑囚が少なくない。なりふり構わずの延命行動…。卑劣だ 
〈補遺 2019.8.3〉
 本日朝刊によれば、庄子死刑囚は再審請求中だった由。
 なお、私自身、
>五月の改元や十月の天皇陛下の「即位の礼」など皇室関連行事が続き、刑の執行は難しい
 と感じるところもあった。
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日弁連会長が抗議声明 2人の死刑を執行
  2019年8月3日土曜日 朝刊
 法務省は二日、神奈川県大和市で二〇〇一年に主婦二人を殺害したとして強盗殺人罪などで死刑が確定した庄子幸一死刑囚(64)と、福岡県で〇四~〇五年に女性三人を殺害した強盗殺人罪などで死刑が確定した鈴木泰徳死刑囚(50)の刑を執行し、発表した。庄子死刑囚は再審請求中だった。日弁連は同日、会長声明で「死刑は国が生命権を剥奪する刑罰だ。死刑執行に強く抗議し、死刑制度の廃止を求める」と批判した。
 死刑執行は昨年十二月以来で、令和になってから初めて。今年は五月の改元や十月の天皇陛下の「即位の礼」など皇室関連行事が続き、刑の執行は難しいという見方があったが、記者会見した山下貴司法相は「執行を妨げる事由がない限り、厳正に執行されなければならない」と述べた。
 山下法相による執行は二回目で、第二次安倍政権以降では計三十八人。確定死刑囚は百十一人になった。
 確定判決によると、庄子死刑囚は交際していた女と共謀し〇一年八月、知人の主婦=当時(54)=の首を絞めるなどして殺害し、約二十万円などを奪った。同年九月には、同じく知人の主婦=当時(42)=を殺害し、六万円などを奪った。
 鈴木死刑囚は〇四年十二月~〇五年一月、福岡県内の公園や路上で当時十八~六十二歳の女性三人を相次いで殺害し、現金などを奪った。

    ◎上記事は[中日新聞]からの転載・引用です  *強調(=太字)は来栖
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「再審請求中は執行回避」傾向は変わるのか 「引き延ばし」批判も <オウム死刑執行 13人中10人が請求中>
引き延ばし(延命)「再審請求」考慮せず 法務省の強い姿勢 西川正勝死刑囚の死刑執行 2017/7/13 Thu
富山・長野連続誘拐殺人 宮崎知子死刑囚 4度目再審請求 2016/2/18付
富山長野連続誘拐殺人事件 宮崎知子死刑囚 2回目の再審請求/「延命の企図も」弁護人 2011-11-26 
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