金沢発 あれやこれや

-ヒントをくれる存在に感謝しつつ物語をすすめます-

自分を覆うエゴの殻を知る

2009-02-02 00:30:27 | スピリチュアルコラム
長生きするためには、短命な人と距離をおくことのが良いと
申し上げ、短命な才能を持つ人の特徴について説明してきました。

最近の世界的な金融恐慌が示すように、
数々の兆候があったにもかかわらず、3ヶ月先いやひと月先も
予見できない人で世の中はあふれ、被害を更に拡大させています。

長生きの才能が無い人が多数を占めるなか、理解してもらえる可能性の
ないことをなぜコラムに書くのかというと、誰も理解できなくても
それを書く役目がまわってきたからとしかいえません。

長生きする知恵を備える。
それがこの世に生まれる人がめざす最初のハードルです。

知恵の質と量には個人差があり、当然寿命に差がでます。
危険を回避できるので、寿命だけでなく人生そのものを豊かにしますから
知恵を備えられるだけ備え、できる限り長生きすることに挑戦するのが
人生の最終目標と誰もがまずそう思い、まじめに努力をします。

その様子は、外観は現代人なのに中身は行者そのものです。
自分が歩むべき道を発見した喜びと努力しただけ自分に
かえってくるうれしさで心はうきうきします。
その先頭を走っているなかの一握りの者が、どうしても
超えられない限界を感じとりあせりだします。
そのあせりは次第に絶望に近いものとなり、
文字どおり世の中真っ暗闇の状態となります。

これが自分を覆うエゴの殻にぶちあたった状態です。
この殻は外からは割れません。自分で中から割るしかないのです。
割るといっても力まかせには割れません。

自分で割るしかないといいましたが、あきらめずに努力していると、
人間の知恵を超える存在が気づいてくれて殻を割る導きをしてくれます。
それまではそれを信じて真っ暗な道を進むのです。

殻が割れたとき、それは自分を外から遮断していたエゴから開放され
その外界と自分が交信し始める記念すべき瞬間です。
すべての者が目指していて、生まれた瞬間に忘れてしまう最終目的です。

この世に登場した人でお釈迦さまがいますが、
修行をやめて悟りを得るまでの過程は、後の世のあとに続く
人の参考のために残したようなストーリーです。

長生きの知恵がレベルアップせず、いくつもの人生を無為にすごして
しまうことはよくあること。あせることはなく、それは自分とって
必要な過程ととわりきることが肝要です。
プレッシャーに負けて心がぺしゃんこになり休憩するのもありです。
ただし本当に心が折れてしまうと、最初のハードルも越せてない人たちを
自分の満足のために悪用する道に堕ちる人がでてきます。
そうならないようにしたいものです。
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