素晴らしい舞台の『Tempest』(福岡女学院・岩井ゼミ)
現在、九州のある地方都市において、ある組織体の方々に対する「宅地建物取引士」 受験勉強の特別講師を務めている。その初日が今月9日だった。その前日8日、筆者は素晴らしい感動的な「舞台」を堪能し、翌朝、その余韻を抱きつつ某市へと旅立った。
その「舞台」とは、本ブログでもご紹介した「福岡女学院大学・岩井ゼミ卒業公演」の『Tempest』(作:シェークスピア・演出:岡崎沙良)であり、総てに洗練された秀逸な舞台だった。。「舞台」を観終えたその夜、筆者はまったくテレビを見ることなく、数々の「シーン」を振り返っていた。
なぜこの「舞台」は、こんなにも感動を与えるのだろうか。なぜこんなにも役者が活き活きと、そして、瑞々しく演じ切ることができるのだろうか。今回は「音響」も「照明」も文句なく、優れたプランニングそしてオペレーションだった。少なくとも、これについては、もう “プロ級” といってよい。
何と言っても、「音響」と「照明」と「演技」との、息をのむほどのコラボレーションに圧倒された。今こうして原稿を綴りながらも、そのときの興奮と余韻とが甦って来る。それにしても、「この劇団」は多くの魅力にあふれている。無論、この「舞台」については、後日、きちんとした「演劇鑑賞」を書きたいと 思っている。それまで、しばしお待ちを。
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さて、今回の「陰湿集団」の「舞台」は「一人芝居」。役者は、『蒲田行進曲の〈ヤス〉を演じて以来、独自の芸風を確立しようと努力している「白居真知」氏であり、これまで以上に楽しませてくれるだろう。
それにしても「山本貴久」氏をはじめ、「陰湿集団」は精力的だ。3月下旬の「旗揚げ公演」の『陰湿クラブ』から、「第2回目公演」(5月下旬)の 『 アイ・ドン・ノー・ホェア・アイ・アム 』 、そして「第3回目」となる今回――。何と4か月ちょっとで、「計3回の公演」をこなそうとしている。いくら若者の集団とは、いえ逞しい。
今回は「どのような哲学」や「メッセージ」を、そして、「美」や「芸術」を表現してくれるのだろうか。
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陰湿集団第3回公演
通話する男、森を忘れるな
【あらすじ】
男の日常は少しずつ、ねじ曲がる。その進行は目に見えず、彼の選択肢は限られてゆく。彼には何が残されるのか。何を残すことが許されるのか。今日も受話器を手に取り、言葉が増えては、消えてゆく…
●作・演出/山本貴久
●出演/白居真知
●日時 8月2日(日) 13:00~
●場所 九州大学箱崎キャンパス 「課外活動共用施設305」
住所:福岡市東区箱崎6-10-1
クリック! ◆「九州大学箱崎キャンパス」の校内マップ
★上記マップの「緑色」の 18 番の建物が「課外活動共用施設」です。「18」番をクリックすると、当該「建築物」の外観が示されます。
●料金 100円(一律)
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