先日受けた、やや暴力的と思われる医師からの家族の「看とり」宣告。
数日間、怒りと悲しみの感情が入り交じった、アルコール漬けの日々をすごしました。
そんなかっぱばを救ってくれたのは、
施設の職員の方の優しさとあたたかい介護。友人や家族からの励まし。そして、心ある看とりに関わるお医者さんたちの本でした。
平野国美先生の「看とりの医者」
石飛幸三先生の「平穏死」関連の著書
これらを読んでいくうちに、
病院で行われる延命治療の過酷さ、
老いて死に行く本人の気持ちを優先させることの大切さについて考えさせられました。
今回の担当の先生も、態度や話す言葉から高齢者の命の軽視感は否めませんが、こういった病院での治療の現実をたくさん見てきた上で、施設での看とりをすすめてきてくれていたのかもしれない、と思えるようになりました。
けして、「年寄りなんて、もう生きていたって仕方ないのだから、病院になど入院させる必要はない」、「こんな状態で生き続けるより、早く死んだ方が幸せなんだ」そんな気持ちからだけの言葉ではなかったはずと思うことにします。
家族の看とりについて、悩まれている方へ。
ぜひこのお二人の著書をおすすめいたします。かっぱばの中では、このお二人の先生にカウンセリングをしていただいたような気持ちです。母の看とりの先生は、このお二人といっても過言ではありません。