犬がおるので。

老犬から子犬まで。犬の面倒をみる暮らし。

おれこのはなし。(里親手続きしてきたの)

2011年12月15日 | おせわがかり日誌


「おれこさん」「なあに?」


一時預かりボランティアのつもりだったが、

おれこの里親になることに、決めた。

わりと早い段階でのことだ。





「はりねずみさん(人形)のお鼻がとれちゃったんだけど、どうしてか、知ってる?」「はりねずみさんの、おはなが、なくなっちゃったことについて?」


ミグノンさんに手続きに行った。

まだ、やらねばならないことがあるのだが、

正式譲渡手続きというのは、したことになっているらしい。





「そう。どうしてはりねずみさんのお鼻なくなっちゃったんだろ?」「・・・さあ、おれこ、はりねずみさんのおはなのことわ、わからないわ」


ただし、まだやらねばならないことが終わっていないので、

おれこは今ミグノンさんの所有(東京都の所有というべきか)であり、

私たち家族は本当の里親にはなっていないのだった。

しかしそんなこととはお構いなく、

おれこは日々、私たちの生活に浸透している。

空気のように。



いずれかの段階で、この日記のタイトルも、

仮親から里親になるのかな。

なるのかな、って自分がするのではないのか。



そんなこんなで、とりあえず、報告である。

またこの件については、別の日に、詳しく述べることとしたい。

とにかく、おれこが来てくれて、本当に助かった。



いや、大変なことはいっぱいあるんだけども、

ものすごく、助かった。

いのちびろいしたような気持ちだ。



会社で仕事をする時間をセーブしているが、

師走ということもあり、それではとても業務をこなせない。

今日は仕事を持ち帰り、3時間ほど、おれこに背中を向けたままである。

その前には、家事など(おれこのごはんを作ったり明日のお弁当をつくったり)をしていて、

帰宅後に50分の散歩をしたのと、布団の上で、ほんのちょこっと遊んであげたくらい。

やり残した仕事をカチカチカチカチ。

そうして、いつのまにやら、真夜中になっている。



ベッドの上で、少々の不満を胸に秘め、

静かに静かに、私を待ってるおれこのために、

今日はこのあたりでグッドバイ。


おれこの身の上話など、少し、わかったこともあるのだが、

今宵はこのあたりまでにしとうござりまする。寒いし。

それではみなさん、また、明日なのだ。


(ゆうべも3時だったしな。)



ああ、おれこがまた、小さくうなされている。

ぷう、ぷう、ぽうと、苦しそうな息だ。

そろそろ布団に入っていいこいいこしてやらねばね。



だれかに求められるというのは、

それがむくないのちむきだしの存在であればあるほど、

切なくも、うれしい。


甥っ子(そして姪っ子)のときもそうであった。

猫のときもそうであった。

おれこも同じである。