犬がおるので。

老犬から子犬まで。犬の面倒をみる暮らし。

洗車の翌日は・・・。 

2012年01月26日 | おせわがかり日誌


「じっとそらをみる」(これが素敵ないなかみち)


おれこの抜糸の日

ものの1~2分で終わってしまったので、あわてて会計をした。

病院内にはたまたまおれこと私だけだったのであるが、おれこが早く出たくて、

「いくのいくのいくの」

とまた、扉のほうに全力で体を傾けていたので、会計からずずず、と引きずられるようにしていた私。

を見かねてのことだったのか、単なる犬好き(←これはあとでじっくりわかることになる)のためか、

先生が自ら会計の近くまでいらっしゃり、

「おーちゃん、どうしたのよ~」

といいながら、胸のポケットにある筒状の入れ物を出し、チョコレートみたいなものをおれこにくれた。

おれこは、(お肉なら話は別だが)おやつ系には慎重派なので、滅多なことでは食べない。

だからこのときも折角先生がくださったものを、

「ぺ」

と吐いたのであるが、先生があやしながら何度か口元まで運んでやると、

「ぺろり」

と食べたのであった。

「なーんだ食べるんじゃないノー」

と先生がでれでれになって、会計も終わったので、

ありがとうございました~と出て行って、車に乗って、

さあ、おれこはまだ今朝ちゃんと散歩してないから、どっかの広場へ行きましょう、

なんて思ってキーをまわすと、エンジンがかからないのであった。

ここ最近、実は様子がおかしかったのであるが、今日は大切な抜糸とワクチンの日だから、

とかなんとか、用事を優先して車を見てもらうのを怠っていたのである。

(ああおねがいだから今すぐ発車してお願いお願いすぐに直してあげるからー)

の願いむなしく、夫に「ちょっとエンジンかからないよどうしよう」のメールを打っている間に、先生登場。

バッテリーをつなげてくれた。小窓ががらがらとあいて、女先生が、

「最近運転してないんですか?」

と聞かれた。いいえ。毎日しています。

「このままエンジン切らないで直しにいったほうがいいですよ」

先生の親切にもしどろもどろになってまともに対応できず、ありがとうございました~!といって、走り出す私、泊まれない運命。

・・・でもどこ行ったらいいのだ。

夫に電話し、相談すると、

「あー、きちゃったかあ。いい感じだったんだけどねえ、最近」

っておまえ、ここぞというときにこれかよ!と突っ込みたくなるのをひたすら我慢し、どうすればいいのかだけを問う。

「どこでも直してくれると思うけどねえ」

って、だからそのどこでもどこは何を指すのだ!それがわからんから電話したのだ。

なんていうつっこみもぐっと抑える。

結局、このまま道なりに走って一番先に出会った(入りやすいところにある)ガソリンスタンドでお願いすることに決めた。

そして走り出したのであるが、ないのである。

最近はセルフが多くて、ちゃんと直してくれるところが、あんまりないのねー。

10分くらい走ったのだろうか。やっとたどりついて、お願いした。

待合室を勧められたが、おれこが猛烈にいやがったので、お兄さんに任せて、散歩につれていく。

いい感じのところだったので、じっくり散歩したい(方向音痴で迷う可能性あり)と思い、

「洗車もお願いします」

ということで、早くて30分くらいといわれて、それでもものすごい混んでいたので、40分くらいかな?なんて考えて散歩ゴー。

いい風景のいい道が多かったのだが、素敵ないなか道っていうのは意外と歩くのに時間がかかる。

戻ったのは1時間後だった。おにいさんが困った顔。

「あのですねー、実は、オイルにトラブルがありそうなんです」

なんだかわからないが、2種類のオイルとフィルターに問題があって、つまるところ、バッテリーを取替えはしたものの、

エンジンにいつトラブルが発生するかわからない状況らしい。そういやほぼ毎日乗ってるのに車検以来なんの点検もしていないはず。

「うー、時間どのくらいかかりますやら?」「20分くらいでしょうか」

最初は「別の日にしましょう」とおれこのために断ったのだが、途中で怖くなり、

「やっぱり交換してください」とお願いしてから30分。説明やら何やらで結局2時間は時間を食ったことになる。

タイヤも問題あるといわれたが、さすがに今日は無理なので(だって外は暗くなりつつあったのよ)、

また別の日にします、といったのだが、見積りやらなんやらをくださり、会員になったり、

お礼の意味をこめて給油をしたりして、最終的に3時間かかった。完了後、夫に確認すると、

「そうだろうねー、1ヶ月点検しないといけないんだろうなあ、本当は」

とのんびり人事のように答える。(私:磐梯山噴火)

なぜ、気付いていたらしないのだ。

夜中や明け方に帰ってくることが多い夫である。

ただでさえ、徹夜で疲れているときに車のトラブルなんて気の毒だという、人類愛にも似た気持ちで、

おれこと私の貴重な本日の半日分を使って修理にあたったのに、なんだその言い草は。

といいたい気持ちをぐっとこらえて、帰宅。

翌朝、雨が振っていた。と思ったら、またたく間に、雪になった。

「洗車した日の翌日の雨っていうのは鉄則だね~」

夫の一言に殺意芽生えそうになるもこらえる。

ああ、骨折り損の、くたびれもうけ。

(それにしても先生ありがとう&ごめんなさい)

最終的に、私は、ガソリンスタンドはキグナスを信頼する。

今回を含めて、過去に2回、助けられたからだ。

お店ごとに違うんだろうけど、私がめぐりあったところはどこも良かった。

なんだかプロが多いのだ。タイヤ、オイル、その他。

宣言しよう、埼玉県のキグナス(人がいるお店)を、信頼する。

宣言したってなんもならないけども。