犬がおるので。

老犬から子犬まで。犬の面倒をみる暮らし。

だいじょうぶ。

2012年10月08日 | おせわがかり日誌


保護犬だから過去はわからない。

わからないんだけど、虐待されていたことだけはわかる。

うちの犬は虐待された経験があって毎日悪夢を見る。

さっきも寝ていたのに、突然ぴよーん、と、飛び起きて、きゃきゃきゃきゃーん!と叫びながら、玄関走って行った。

違う、違う、夢、夢、といいながら、追っかけて、呼び戻して、抱っこする。

大丈夫大丈夫大丈夫。

体をさすって、抱きしめて、目を見る。

「またやっちゃったの?ごめんねだよ~」

「いいよ、いいよ。いいんだよ。おうちゃん悪くないんだよ」

ぎゅー、むぎゅぎゅ。

ことばは通じなくても、心は通いあう。

厄介だと思ったことは一度もない。

こんな毎日を縫うように過ごしつつゆっくりほんとの家族になる。

お互いに、いないとさびしい、そんな温度を持ちながら。

保護犬との暮らし。

そういう毎日ら。

ありがとうをいいたいことがいっぱいら。