特定の宗教には入っていない。
ただ、死生観というものは持っているし、
自分だけの宗教というか、哲学は持っている。
白州次郎ではないが、自分の死後は、
戒名無用、墓無用、葬式無用、である。
戒名は別として、墓も葬式も生きてる人のためのものだ。
悲しみを濾過するための儀式のようなものなのだ。
肉体を放棄した時点で私自身にはすでに必要ないものだ。
子供はいないので、墓は必要ない。
太平洋に散骨してもらうことを望んでいる。
問題は誰かにそれを頼まないといけないことである。
大変そうだよなあ。
あらかじめ行政に頼んでおくべきなのかねえ。
肉体の中に命が宿り心の中に魂がある。
魂だけが無限だと思っている。
もし窮屈な墓の中に押し込められるのだとしたら、
どうせなら、自分が面倒を見た猫や犬たちと一緒がいい。
そういうのなら、墓に入るのも悪くない。