静かな音楽を聴きながら、ゆっくり眠ると、不思議な夢を見ることがある。
くるぶしより10センチくらい上の遠浅の海で、沖からそよそよ風が吹いていて、
私は白いワンピースを着ていて、時々はつばの広い帽子をかぶっている。
強いんだけれども、暑くない、白い日差しの中で、遠くの何かを待っている、というもの。
周囲にはなーんにもない、無。
海の色は透明で、潮の香りもしない。
素足で立っている。
手をかざしたり、目を細めたりして、眺めるのだけれど、待っているものが何かわからない。
そういう夢を見ることがある。
心理学をやっていた友人が昔「それは死だよ」といっていたけれど、案外そうなのかもしれない。
レイモンド・チャンドラーみたいなタイトルなのに、ユングみたいな結果になってしまった。
ごめんちゃいちゃいぷう~。