犬がおるので。

老犬から子犬まで。犬の面倒をみる暮らし。

ごめんこんちゃん

2015年11月18日 | おせわがかり日誌


わたしが咳をするとこんちゃんが怖がってお風呂場で寝ようとする

と、こないだ言ったばかりだけども、ゆうべもまた夜になると激しい咳が出た。

その前の晩↑こういうことがあったので、脱衣所の扉を閉めてしまったわけですが、

ゆうべは「まあいいか」と寝てしまい、それをしなかった。

朝、ちゃかちゃか、と、こまったような行ったり来たりの足音で目覚める。




ぼんやり眼で見てみると、こんちゃんが、ゲージと脱衣所を行ったり来たりしている。

どうしたの、と、声をかけると、つぶらな瞳は非難するようにこちらを見、ぷい、とこれみよがしに踵を返す。

ああまたわたしが咳をしてしまい、それが怖くていやだったんだな、なんて思いながら、脱衣所までついていく。

と、ほらなんだっけ、あの、三角に折った京都のおやつ(生八橋)みたいなかたちにバスマットがなっていたので、

おや?と思い、広げてみると、なんと、あん子がつまってた。

こんちゃんは困った顔をしてわたしを見上げる。

えーと。つまり。それはこういうことかしらね?

ねぼけ頭で考える。



 い)こんちゃんが寝ようとしたらおかあさんがはげしい咳をした

 ろ)こんちゃんはとってもこわかった

 は)あったかいゲージで寝たいけれども怖いのでお風呂場へ

 に)寒くなったので脱衣所のマットに移動

 ほ)冷えておなかがいたくなった

 へ)あんこが出た

 と)包んだ




こんちゃん、訴えるような目をしていたような気がする。

「失敗じゃないんじゃ、おなかいたくなっちゃったのじゃ、咳が怖かったんじゃもの」

って、言ってるような。

いいよいいよ、ごめんごめん、叱ったりしないよ。

おかあさんが悪かったねえ、ぜんぶおかあさんが悪い、と頭をなでる。

こんちゃんちっとも悪くない、ゲージで寝なさい、と、

ゲージに連れて行き、また徘徊しては困るので、扉を閉めてしまった。

なにするのじゃ~、と、言っていたけれど、寝不足で疲れ切っていて、

カイロのぬくもりでほかほかの敷物の上、次第にまどろみ、すーっと寝てしまう。

そういえば昨日帰宅したときも、まったく起きなかったな。




脱衣所に戻って、急いであと片づけと清掃。

手洗いでざっとマットを洗った後、そうだ丁度、

マット類をあらおうと思っていたんだよね、と洗濯機を回す。

そして起きる時間にできるようにセットして、もう一度寝た。




からだに負担のない改源(薬)でじっくり治そうと思ったが、

マッハで治る薬に切り替えた。

それまでどんな苦しい咳をしてもしても大して出なかった、

ウィルスと戦ったあとの白血球の残骸が、切り替えた途端、おもしろいように出る出る。

なんと効率が良いのか。これなら今夜は静かに眠れるかもしれない。こんちゃんが。



おかあさん多分今夜はもう咳でないよ。悪いの大分、体の外に出たからね。

それとね、明日の朝は雨らしいし、八橋はもういらないよ、と、こんちゃんに言っておこう。

そして脱衣所の扉は閉めておこう。