あれがは夜22時ごろだっただろうか。
オレコの散歩がてら、
いつもの神社に家族みんなでお参りをし、
裏の雑木林をとぼとぼ歩いていると、
向こうからおまわりさんがやってきた。
怪しまれるようなことは何一つしていないが、
明らかにこちらに用事がある様子で近づいてくるではないか。
こんばんは~、という、やわらかな挨拶のあとで、
「つい今しがたご近所の方から神社に全身黒ずくめの不審な男性がいると」
通報があったのですが見かけませんでしたか?とのことだった。
え?
5分くらい前についたけど。
いつものようにお賽銭を入れて、
お祈りして、雑木林をぐるりと回った。
誰かいるなんて思いもしなかった。
ふと見ると夫のシャツは黒かった。
やや気まずい。ちょっと焦る。
でも全身黒ずくめというわけではないし、
私も犬も一緒なのだから、男がひとりで、
なんていう風には、見えなかったはずだ。
不審なこともしていないし。
気が付くと社務所の前にはパトカーが停まっており、
数人のおまわりさんが見えて、何やら話し込んでいる。
そんな人は見かけなかったが、もしかしたら、いたのかもしれない。
気持ち悪くなって、早々に引き返した。
おまわりさんたちはトランシーバーで
「犬の散歩のご家族しかいません」
「ええ犬の散歩です」
とかなんとか言い合っている。
ええ、犬の散歩です、そのとおりです。
でも犬の散歩って、不審なの?
そんなことないよね?
だって、いつも同じような時間帯に散歩してるけど、
神社にお参りに来る人に、よく会うもの。
カップルとか新婚さんとかね。
普段なんとも思わないのに、突然怖い空間に思えてきた。
でもよく考えたら、夜中や早朝にひとりで(犬と一緒だけど)散歩に来ることもある。
不審かどうかはわからないが、泊まり込みをしているホームレスの人も見たことがある。
夜露を避けて、一晩屋根を借りているだけの、危なくない人たちだと思っているので、
今までいちども怖いと思ったことはない。彼らの邪魔をしてはいけない、とは思うけど。
中学生や高校生の男の子たちが半ばまじめに喧嘩しているのも見かけたことはあるが、
あんなのはどの時代の子供たちもやってきたことで、あらら、と思っていると、
いつの間にか警察の人が来ていて、まあまあまあ、なんて収束に向けて、
ムキになってる子を抑えたりしている。無意味に怖がることはない。
不審者というと、私の中ではもっと別のイメージがある。
どうぶつや人に悪いことをする人。
人の家に火をつけたり、家に忍び込んだり、誰かに付きまとったり。
どんな人がいたのかは知らないけど、
そして本当の不審者がいたのかどうかはわからないけれど、
意外と神社のまわりの住民の方は、しっかり見ているのだな、
そして警察の人はすぐに来てくれて、
みんなの安全を守ってくれているんだな、
などと、気が付いた夜だった。
犬のパトローリはそこまでお役には立てないものな。
ちなみに暑がりの寒がりなので今の時期は基本半袖ですが、
朝夕は結構冷え込みますので、ちょっと肌寒いな、というときは、
カーディガンなど袖つきの上掛けは、
しっかり1時間散歩コースだと、
暑くなってきて、結局脱ぎたくなるので、
コンフォートを羽織って、
ぐるぐる巻いていきます。
ガーゼって涼しくてあったかいんだよね~。
ちょうどいいの。
で、散歩もピークになってきて、
ちょっと暑いかなーとなったら、
ふわっと肩から羽織るだけにします。
くびまきにしたりね。
昼間は日焼け予防に使ってるけど、
夜はこういう使い道があります。
肌触りも最高です。
とってもやさしいの。
綿以外は全部駄目な真正かぶれ派の私としては、
なくてはならない身の回り品です。