こんちゃんかしこいなあと思うとき
なんとなく散歩の予感がするのだろうか
気配を感じるとお水をちゃぷちゃぷ飲んで準備をするところ
車で出かけるとき
言わなくてもわかるみたいで、いつものように外へ出ると、散歩コースに出かけずに、近場でしーをして、踵を返し、駐車場に走って向かうところ
車が好きか嫌いか苦手か今一つわからないけど、車でどこかに行くのは好きみたい
春には家族旅行で房総に行った
楽しかったねえ
わしもわしも、と言いたいところを、何かにつけ、おれこちゃんが先なんじゃなとわかって、じっと順番を待つところ
おれこが一人っ子だった頃に比べて、焼きもちをやいたり、さびしいとか悲しいとか、こんちゃんがうらやましいとか、複雑な気持ちでいることも、そっと理解しているところ
それを受けてか、おれこも近頃よくわかるようになってきて、こんちゃんは自分の家族なんだな、と、彼女なりに大事に思ってくれているらしい
こんちゃんがおろおろすると心配したり、喜んでしてるわけじゃないみたいだが、わーいわーいのときや、ルンタッタルンタッタの最中なんか時々はちゅーもするのだ
しまった!間違えた!って顔するときもあるけど
こんちゃんもおれこも一年間でかなり変わった
一日ずっとこんちゃんのゲージの扉を閉めていたり、部屋を完全に分けていた頃が遠くなった
一緒に遊んだり寝たりはしないけど、近くなったなあ