犬がおるので。

老犬から子犬まで。犬の面倒をみる暮らし。

よせばいいのに。

2016年05月26日 | おせわがかり日誌


こんちゃんには日課がある。
おさんぽから帰ってきて足を洗い、ごはんを食べる。
食べてる途中で、2度ほど呼びに来る。

1度目は、お椀の中のごはんが少なくなったので、
台から降ろしてほしい、というリクエストのため。

2度目は、ほとんど食べちゃったんじゃけど、
すこしだけ(1粒とか2粒)残っていて、なんべんもトライしたんじゃけど、
どうしても食べられないので、お椀を持っていてほしいんじゃけど、というリクエストのため。




その合間に、洗濯物を干したり、掃除をしたりしているのだけど、
リクエストごとに一緒にお椀のところに行って、それぞれのリクエストに対応する。

こんちゃんはの鳴き声は(寝言以外は)数回しか聞いたことがない。
普段から鳴かない、吠えない犬なので、リクエストの際は、ちゃっちゃっちゃっちゃ、と、
つめ音をたててやってきて、じーっと見つめる、という、念送りの技を使う。

だからちょっと忙しかったり、物音をさせながら仕事をしていたりすると、
なかなかそのテレパシーに気づくことができないので、そのうち諦めて帰ってしまう。
なにかの拍子に思い出して、ごめんごめん、と謝りながらこん部屋に行き、
ゲージの中で「んべんべ」と一生懸命毛づくろいをしているこんちゃんに声をかけて、
お椀を台からおろしたり、口元へもって行ったりする。



そのゲージの中での「んべんべ」なんだけれども、
あんまり熱心にやるものだから、息継ぎを忘れちゃうらしい。
それで、時々、全力疾走を終えた陸上部の先輩みたいにハアハア言ってる。

ねこじゃないんだし、そんなに熱心に毛づくろいしなくてもいいのに、
あっつくなっちゃうくらいなら、よせばいいのに、って、毎回思う。
美意識が高いのかなー。







ヨネさんも2年前は今のこんちゃんくらい、あどけなかった。
これから本爺化するんだろうな、こんちゃん。
はさまったり、くるくるまわったり。

散歩できるうちは、いっぱい散歩しよう。
してほしいといってきたときは、なんだってしてあげよう。
今から好きなことを教えてもらっておこう。
こんちゃんがなにもかも忘れちゃったら、私が覚えてればいいんだもんね。
で、やってあげるんだ、いろいろ。