自転車で走れば何かに当る。今朝、黄砂の中でペダルを漕いでいたら、田圃の中央に積み上げられた枯れ草の山の上に、何かがひょいと飛び乗るのが見えました。「もしやキジ？」。感は当り、山の上で胸を張ったオスが辺りを見渡していました。暫くして羽ばたきながら雄たけびを上げました（残念ながらその様子はボケボケ）。間隔をおいて5・6回「ケーン」と鳴いて、ジッと辺りを睨んでいました。メスの登場を期待して・・・。ところが、待てど暮らせど待ち人来たらず。仕方なく山を下り、腰を低くして、茶畑の向こうの方へ去って行きました。その後ろ姿が寂しそうに見えるのは、遠い遠い昔の、そんな経験を重ね合わせて見るからでしょうか・・・。ところが、暫くして、茶畑の向こうの方から懲りもせず、再び「ケーン」の声が聞こえた来ました。どうも、彼等は1・2度の失敗でしょげ返ってしまう人間ほどヤワではなさそうです。
走行データ D:22.13 T:1.08.38 A:19.3 M:38.5 O:8135.36
走行データ D:22.13 T:1.08.38 A:19.3 M:38.5 O:8135.36