矢作川河口付近は高圧送電線の鉄塔が林立している。近頃、その鉄塔の内1本だけがやけに輝いて、背丈も高くなったように見える。見慣れた鉄塔群なのにどうしたことだろう。走りながら考えた。日の出時刻が遅くなって、ジジの走り始めには、光は真横から射してくるようになった。その鉄塔の立っている角度が、真横からの光を反射して光るようになってきたようだ。別の角度から見ると、どれも同じ鉄塔なのに。子供の頃、A先生から授業を受けている時は普通だったのに、B先生に変わった途端、光り輝くようになった奴がいた。自分にぴったりの光が射したのだろう。クラスのスターになった。そんな事を思い出した。
走行データ D:30.4T:1.27.54 A:20.7 M:39.6 O:9006+10000
走行データ D:30.4T:1.27.54 A:20.7 M:39.6 O:9006+10000