父とのお喋り

2021-05-23 15:39:24 | 
父は耳が遠く、認知症が少し入っているのとでいつもトンチンカンな会話になります。
あまりしつこくすると、怒ってしまったりで・・・
それならばと、

必要な事以外は会話しない。

一方的に話しかけられるのを聞き、
必要なひと言を簡潔に話す。

などの工夫をして日々過ごしています。


今朝、母から電話がかかってきました。

「さっきまでお父さんの髪の毛を散髪しててん。めーちゃん連れてきてくれる?」

母は最近父の髪の毛を切らされています。
父がガンになってからは、自宅で髪の毛を切る様になりました。

鏡で見える範囲を父が自分で切り
後ろの見えないところだけ母が切っています。


メープルを実家へ連れていき
帰りに父と一緒に外へ出ました。

「綺麗に切れてるやん!

父「まぁ、こんなもんだぁ。ほとんど自分で切ったけどなぁ〜。見えへんとこはお母さんに切ってもらって。
なかなかやろ?」

普段は
半分ほどまぶたが垂れてて、
隠れている父の目が、
久々にクリクリっと見えました。

そうして、私の家へ帰る道中を
久々にお喋りしたんです。


「そう言えば、お父さん、毎年手紙を書いている田舎のおばちゃんは、
確かお父さんの『憧れの人』やってんなぁ?」

そう聞くと

「違うよ」

と、言われました。

「え?お母さんが昔そう言ってた〜って言ってたよ」

それから少し笑って、
「違うよ。そこのおっちゃんとワシが絵を描く仲間で、結婚した後に知り合ったんやで。そんなん、ややこしいやん(笑)手紙やメールやりとり今もしてるのに、そこのおっちゃんいい気持ちせんやろ(笑)」

それから父の昔話が始まりました。

父は昔20歳前後の頃、京都の有名な先生が中心となって作られた絵の『〇〇会』に所属していたそうです。

そこで、美大を目指す沢山の仲間に会い、小学生などにも絵を教えながら、
一緒に山や川に行ったり海に行ったりして一緒に美術活動をしていたそうです。

その中で出会い今に繋がりをもつ田舎のおっちゃんは、その後、職のない父を雇い助けてくれた恩人なのです。

「そうやったんやね〜」

ポカポカの天気の下、父と話が通じ合う喜びを感じていました。

「じゃあ、あのお母さんのミシンの部屋に飾ってあった女の人の横顔の石膏は誰なの?」

また、少し笑う父。

「あれは〇〇ちゃんや(男の友達)。
当時、なかなかモデルになってくれる人がいなくて、仕方ないから〇〇ちゃんが上半身裸になって、それを見ながら粘土で造形をしてたんや。
記念に、石膏を流して作ったんやぁ。

(笑)

てっきり母のミシンの部屋にあったから
母かと思いきや、私の知らない男の人でした。


母は、父を昔から得体の知れない人やと言っていました。

髪の毛は長髪だし、お酒ばかり飲んでいるし。

一体全体何故結婚したのか、母の発言を聞くと全くわかりません。

ただ、私は、
父の生き方が、時々羨ましくもあるんです。

やりたいことをやってきた。

自由に生きている。

その点において。



ただ、人に(家族に)迷惑をかけていますが。

何とか家族でいてます。

久しぶりに、私は父を父と思えました。


父も生きづらい人生だったのかもしれないです。
感性で生きていますから、トラブルだらけです。

74歳。
たまには話しかけてあげようと思いました。





友人との電話

2021-05-20 22:38:13 | 日記
コロナワクチン みなさんはどうされるのでしょうか。
私の父母にもワクチン接種券の手紙が届きました。

父は抗がん剤治療の後に手術の予定の為、
手術を優先し体力が戻り次第接種のほうが本人もつらくないだろうと、先延ばしにするよていです。

母は早速来週にワクチン接種の予約ができました
私が予約したんですが、あまりにもあっけなく予約が出来てしまったので、
逆に心配になってきました。

もともと私は注射が大嫌いだし、
インフルエンザでも副反応がひどいので自分は『受けたくない派』なんです

それにコロナワクチンのとくに2回目の接種後の発熱や倦怠感に苦しむのが心配で。

友達にそんな話を聞いて欲しくて
昨日電話をかけました。

久々の友人の声。

もう「もしもし〜」って言い合っただけで笑えます

とっても楽しい性格で、私とは違うタイプ。
よく仲良くなれたもんだと自分でも思います。

私は「〜だったらどうしよう」とか、
「でもさ〜」とか、不安不安ばっかりで。
でも友人は「大丈夫やで〜」って言ってくれるおおらかな性格。

「でもさ〇〇(私)がさ、親に
『ワクチン接種せんとき〜』って言っても『ワクチン接種したほうがいい』って言っても、結果によっては
『あの時あんなアドバイスしなかったらよかった』って絶対思うで!

〇〇(私)ってそういうの絶対気にするやん。」


本当に。
友達は私の事はしっかりお見通し


٭•。❁。.*・゚ .゚・*.❁。.*・٭•。

たくさん笑ってたくさんしゃべって、
ふと娘のことを想いました。


『〜したほうがいい』とか
『〜しないほうがいい』とか、

そんなアドバイスは、

『あんな事をあの時言わなければよかった』

そんな後悔になっていなかっただろうか。




そんなことだらけ



パパご飯

2021-05-19 22:27:59 | 日記
夫は 仕事と仕事関係のお付き合いを優先する人でした。
結婚しても、子供が出来ても、帰ってくるのは夜中でした。

私が片耳難聴になり、あらゆることに絶望しパニックになっていた頃にようやく、家庭を大事にしてくれるようにだんだんなりました。

ある日
「俺、いままでママに悪かったなって思ってん。」急に謝ってくれました。
「俺、今『働き方改革』の本を読んでるんやけど、それ読んでたら、どれだけの負担をママに与えていたか・・・。
2人目の不妊も・・・
多分あれは俺がなかなか家に帰ってこなかったのが原因かもしれないのに、そっちにばかり負担をかけてたかと思って。
今、もうこんな状態になって、2人目を望んでもまたママがパニックになったり苦しむのを見るのが辛いから・・・
1人でじゅうぶん俺は幸せやねん。

3年前にこんな事を言ってくれました。

どこかで、2人目ができない重圧を感じていた私。
そして、めまいや体調不良に振り回されていた私は、新たな妊娠や出産や育児に不安も感じていたのです。

そして、2人目は
この可愛いワンコ娘にしようとみんなでお迎えしたんです。

出会ったころのめーちゃんです。

ちょうど3年前の5月に我が家の次女になりました。


話は戻ります。

それから、徐々に元気を取り戻した私は、
また仕事を復帰することになりました。

一昨年からは少し遅くまで働く日もあって、帰ってから晩御飯を作るのが辛い時も出てきたんです。

それから
時々『パパご飯』を作ってくれるようになりました。


今日のメニューは『パエリア』です




エビ ホタテ
鶏肉 ウィンナー ベーコン
玉ねぎ トマト アスパラ

バエリアの素〜

「簡単やったで」と言っていたので
これからもまた時々作ってもらえることを期待します。


『働き方改革』の本を読んでいたことで、
夫婦のあり方を考え、自分はどうだったかを振り返り反省してくれた夫に感謝しています。






夫も41歳

2021-05-17 09:52:29 | 日記
「バカボンのパパと同じ歳になったね」
夫に言うと

「🎶41歳の春だから〜 元祖天才バカボンの パァパーだぁかぁーら〜」

と懐かしの歌をワンフレーズ歌ってくれました




誕生日本番は、夫の妹のところへ行っていたので何も出来ませんでしたが
昨日 お誕生日料理をつくりました。


以前、娘が
「パパ 誕生日何か作ったろか?」
なんて声をかけていて、

「ん〜ハンバーグ‼️」
と言っていたので夕方娘とハンバーグを作りました。

初めは、なかなか動かなかったので💦
『仕方ないか〜』と思い

「ママ 玉ねぎ先に刻んどくね」

と伝えたところ

「みじん切りは私がしたい!」と娘

娘が動くまで待つことになりましたが、
思いのほか自分でタイミングを見計らいゲームを切り上げ、『待ってて良かった』と思いました。

何かと口出ししたくなる私の性格は

みじん切りをしている娘の手に視線は送っていたものの
娘を信じて黙ってみると
途中で娘は自分で考え指先を丸めだしました。

ハンバーグは空気を抜きながら丸めるものだと教わった私ですが、
娘の空気抜いてない丸め方に口出ししませんでした。

楽しく作り
美味しくたべれたら
それでいい

そんな考え方が出来てきた自分に気づきます。

誕生日のハンバーグなので
真ん中にチーズを入れて
チーズインハンバーグの出来上がりです




とってもとっても美味しかった

娘の成長と
母としての私の成長が
こんなにも平穏にさせてくれるのかと思いました。






不登校になって、辛いことばかりて
泣いてばかりで、頭がおかしくなりそうな日々が来たと嘆くことがおおかったように思います。

不登校の蓋を開けると、
今まで人生で避けていた私自身の困難に
向き合う日々でした。


向き合い、
受け入れていくことで、
少しずつ不登校とは別の事が解き明かされ
ていきます。


見守れなかった私。


我慢できなかった私。

まだまだそこには深い根っこがありますが、少しずつ意識することで
できる範囲が広がってきたように思うのです。

まだ間に合うから、
今がチャンスだから
ちゃんと向き合ってね!私





クッキー作り

2021-05-15 17:10:33 | 日記

今日はクッキー作りをしました。

しかもメープルに似たクッキーを作りたくって





Googleで検索🔎


見つけました


そして作りました



出来ました



メープルは今トリミングサロンに行っています


夫は「めーちゃーん」といいながら両耳をかじり、
娘もそんなパパを横目に見て
少し笑って食べていました。

今日したかった事

『クッキーを食べて家族が笑顔になる』


嬉しかったな



残念ながら、
娘はお手伝いはしてくれませんでしたが、
それでも焼き上がって冷ましているクッキーを興味ありげに覗いていました。

それでもいい。

それだけでも日常が特別になる。