爽やかで温かいスポーツマンシップを、見せていただきました。
夏の高校野球、奈良県大会の決勝戦では、新型コロナウィルスの陽性者が出て、
生駒高校は、ベストのメンバーではなかった。
点差は、大きかった。
9回、マウンドに天理高校のキャプテンが来て、みんなを集めた。
試合が終わった時、天理の選手たちは、喜びを表さず、整列した。
生駒の選手たちの悔しさ、やりきれなさに、思いを寄せた。
甲子園での天理の第一試合、生駒高校からの友情応援が届いた。
天理の野球部からは、生駒の部員たちがみんな元気に回復したら、ベストメンバーで、また試合をしようという申し出があったようだ。
そして、昨日、兵庫県代表、夏は初出場の県立社(やしろ)高校は、古豪県立岐阜商業との第1試合。
すでに、岐阜商業は、大会直前に感染者が出て、メンバー18人中、10人を入れ替えなければならない状況。
主力選手が出れない。辞退も考えた監督だったが「自分から幕を引くわけにはいかない」と。
大会の運営委員会の温情、柔軟な措置は、(私も)とても嬉しかった。
大会開幕後に異例の救済策とも言える「集団感染でも選手変更を認める」というガイドラインの改定。
苦境にある相手を思いやり、社高校野球部員たちも、試合終了後、静かに整列した。
インタビューでの社の監督の第一声も、キャプテンの言葉も、相手への気遣い、配慮の言葉だった。
もし、自分たちが同じ状況になったら、辛い。
”後藤剣士朗主将は「相手の立場なら、だいぶ苦しい。
敬意を忘れずに、対戦することの喜びを忘れずに、試合前から話し合っていた」と明かした。”(スポーツ報知の記事より)
岐阜商業の、1年生がからんでの1得点。
スコアボードの 1 が、輝いて見えました。
コロナまん延という未曽有の状況下にあって、大相撲も、プロ野球も、高校野球全国大会の甲子園も、
今までになかった休場あり、休止ありの時に、
相手のことを思いやる心と態度が見れたことは、スポーツマンシップ健在であると知って
ほのぼのとした喜びが、胸のうちに湧き上がってきました。
高校時代に、得難い経験をした球児たちの未来に、栄冠あれ!!
大船の蓮 栄冠のように・・・
(親愛なる教え子 杉浦譲治君からお借りしました)
いつもありがとうございます。